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最後の願い/光原百合 ★★★☆☆


光原作品は『十八の夏』以降、2冊目です。
この作品は『このミス』にランキングされている中で、唯一チェックしていなかったので慌てて読むことに。

劇団φ(ファイ)を立ち上げようとする度会(わたらい)恭平が、1章ごとに団員やスタッフを集めていくストーリー。
度会(と、途中で参加する風見)は役者ならではの推理で、謎を解き明かしていきます。

謎自体はとてもシンプルで、どこかで読んだことがあるような雰囲気もあります。
でも、不思議につまらないとは感じなかった。
これは、キャラクターのおかげだろうなぁ。
全員、とても魅力的です。

印象的だったのは、「最後の言葉は・・・」と「彼が求めたものは・・・」。
前者は2人の画家の確執に隠された想いに、後者は亡き人の想いを代わりに伝えてあげた風見に胸を打たれました。

ただ、名探偵役は1人で十分だったのでは・・・。
2人なら、せめて、それぞれ「この人でないと無理」という謎を扱って欲しかったです。
もちろん、風見の活躍が見れるのは嬉しいのですが。

劇団メンバーの掛け合いも賑やかで目に浮かぶよう。
『シロちゃん』と呼ばれるのを嫌がる吉井。
愚痴るたび、『文句があるなら帰ってください』と斬り捨てられる橘。
飄々としていながら、深く静かな光をたたえている目をサングラスで隠す風見。

ストーリーは開幕前で終わりますが、素晴らしい舞台が想像できます。
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 2005年8月~

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Author:めみ
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