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善人マニア/水生大海 ★★☆☆☆

真面目で努力家の珊瑚。他人をアテにしてばかりの翠。中学時代に同級生だった二人は、修学旅行で、一人の男性を死なせていた。卒業以来二度と会わないはずが、結婚を目前にした珊瑚の前になぜか翠があらわれる。身勝手な翠の振る舞い。突如連絡をよこす昔の不倫相手。そして、新たな惨劇と共に明らかになる15歳のときの事件の真相。振り切れた善意が向かう結末とは―。

<わたしは善いことだけをして生きていける>

翠のキャラには本気で腹が立つし、珊瑚のはっきりしない態度や征市の頼りなさにもイライラするので、ある意味、読み応えはあります。
でも、展開がなんだか薄っぺらく、気持ちがまったく盛り上がらないのですよね。
ミステリ「風味」だったことが一番残念かな。

かいぶつのまち/水生大海 ★★☆☆☆


演劇大会の前日、出演者たちが次々に体調を崩し、上演作品「かいぶつのまち」に見立てたかのように主人公に繰り返し凶器が届く。元「羅針盤」メンバーは、後輩との壁の大きさに戸惑いながらも、その隙間に巣くう「かいぶつ」を探し始める。心打つ青春ミステリー。

<―かいぶつはどこにいる―>

う~ん・・・期待しすぎてしまったかなぁ。
前作は青春ストーリーもミステリ面も満足できたのに、今回はどちらもパッとしないというか・・・事件も展開もひたすら地味なんですよね。
終盤の演出は好みだけれど、そこで「真犯人」を告発するというサプライズを予想したのですが・・・。
怪物の呟きも・・・まさかこんなにストレートにくるとは。
全体的に、こじんまりとまとまった印象です。

少女たちの羅針盤/水生大海 ★★★☆☆

短編ホラー映画主演女優としてロケ現場にやってきたマリア。そこで監督に意味ありげに言われる。「きみ、羅針盤にいた子だよね」と。マリアに忘れさりたい過去が甦る。伝説の女子高生劇団「羅針盤」。監督はさらに言う。「一人、死んでるんだよね」羅針盤はメンバーの死と共に活動を停止した。マリアが殺したのだった。監督はいったいどこまで知っているのか。疑心はふくらむ。そして物語は四年前、羅針盤の誕生と死へと移ってゆく。

<いいえ。いいえ。暴かせやしない>

予想以上に面白かったです。これは読んでよかった。

最初はどうも取っ付きにくい文章に感じたのですが、「羅針盤」が活動し始めてからは一気読みです。
思わずミステリだということを忘れるくらい、青春物語が魅力的でした。
彼女たちの活躍をもっと読みたかったなぁ。
終盤で真相に気付きましたが、こういう仕掛けは好みです。
「犯人」の心理描写をもっと複雑にして欲しかったかも。

ヒトコト(真相に触れています)

以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
小笠原=バタには普通に驚いた。

ガムの伏線は巧いと思った(毛布はそうでもなかった)けれど、保冷材で真相に辿り着いたとは意外だったなぁ。
てっきり、かなめの分のケーキを用意していなかった、というウッカリなオチかと。(←後で、部員の人数が分からなかったという記述を発見。)
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 2005年8月~

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