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総理大臣暗殺クラブ/白河三兎 ★★☆☆☆

新入生の三重子が立ち上げた謎の部活〈総理大臣暗殺クラブ〉。メンバーは一風変わった者ばかり。総理大臣暗殺というバカげた目標のために、青春の日々を楽しく、そして必死に費やす若者たちの真実は!?

結構変わった題名の作品が多い著者だけど、今回はさすがに題名負けかなぁという印象。
内容にそこまでのインパクトはありませんでした。
キャラクターが立っているようで、私にはまったくピンとこなくて結構辛かったです。
オッサンは中身がヤンキーなので「老け顔」のイメージが定まらなかったし、反対に三重子は口調が普通なのでギャルメイクをしているという設定を忘れていたほど。
あと「神様は勝たせない」と同様、伏線がバレバレなんですよ。
鬼軍曹の正体なんてその人物が登場した時点で解ってしまったし。
最後の章の展開だけは意外性がありますが、いくらなんでも突然すぎてついて行けませんでした。
まぁ、総理大臣の暗殺は曖昧に終わらせるんだろうなぁと思ってたのが、意外とスッキリする結末だったのは良かったかな。

もしもし、還る/白河三兎 ★★★☆☆

異様な暑さに目を覚ますと「僕」は砂漠にいた。そこへ突如降ってきたのは、ごくごくありふれた電話ボックスだった。いったいなぜ?混乱したまま電話ボックスに入り、助けを求めて119番に電話をかける。だが、そこで手にした真実はあまりにも不可解で…。

<ここってその猫の実験に似ているな>

うわぁ。これはいい。
本当によく練られたプロットだと感じました。
主人公に好感が持てないのと、過去と現在が細かく交錯するので読みにくいのと、過去の事件の真相が平凡なのが残念ですが、終盤の伏線の回収がとてもドラマチックなのですよ。
あのエピソードがここで活きてくるのかと、何度も驚かされました。
いろいろ不可解だけれど抽象的すぎない、そのバランスも好み。
ラストも大好き。このラストしかない。

私を知らないで/白河三兎 ★★★☆☆

中2の夏の終わり、転校生の「僕」は不思議な少女と出会った。誰よりも美しい彼女は、なぜか「キヨコ」と呼ばれてクラス中から無視されている。「僕」はキヨコの存在が気になり、あとを尾行するが…。少年時代のひたむきな想いと、ままならない「僕」の現在。そして、向日葵のように強くしなやかな少女が、心に抱えた秘密とは―。

<これで世界が変わる>

うーん。白河三兎の作品にしてはまともな(?)青春ストーリーだったなぁ。
これまでよりもミステリ色が強いですが、序章はともかく、真相につながる伏線がバレバレで驚きました。
文章はやっぱり透明感があって好みです。
私としては、この結末はハッピーエンドだとしか思えませんでした。
「ままならない現在」については、何をいまさら、という印象。
シンペーとキヨコの関係が複雑で心地よい距離感だったからねぇ。
中盤くらいですでに自覚している、という流れなら、あの決断に強烈な切なさを感じたかも。

君のために今は回る/白河三兎 ★★★☆☆

ねぇ、銀杏。わたしが観覧車の幽霊になって随分時間が経ちました。この観覧車には変わった人がいっぱい乗ってきます。盗聴魔、超能力を持つ占い師、自信喪失した女記者、ゴンドラでお見合いをする美人医師…みんな必死にくるくる生きてる。だから今、わたしは人を思う力を信じてる。そうしたらいつかもう一度、あなたに逢えるかな?

<その時が訪れるまで回り続ける>

映像化したらインパクトがあるだろうなぁと思うシーンがいっぱい。
登場人物がそれぞれ個性的すぎるのか、どの苦悩も解決もピンとこなかったなぁ。
肝心の銀杏のキャラも掴みどころがなくて、終盤のコメの銀杏への評価にものすごい違和感が。
ふわふわした読み心地の中、ラスト一行は少し現実に引き戻される感じで好みでした。

角のないケシゴムは嘘を消せない/白河三兎 ★★★☆☆

<兄/信彦>「しばらく家に泊めてよ」「無理」突然上京してきた妹のお願いを、俺は瞬殺するしかない。なぜならウチには…透明人間の恋人が住んでいるから。<妹/琴里>隣を歩いていた彼氏が忽然と消えた。見つけ出して殴らなきゃ、私の初恋は終われない!…でも、どうやってアイツは“消失”したんだろう?
兄妹の恋路はいつしか重なり、新たな謎を孕んでいく。疾走!迷走!先の見えない恋と人生の行方は。


<透明人間様よ><それは恐れ入った>

ちゃんと起伏のあるストーリーなのに、なぜこんな冗長な印象を受けるんだろう。
真相も、見せ方次第でハッとさせられそうなのに・・・なんか惜しいのですよね。
設定といい、登場人物のキャラといい、斬新なのかフツーなのか戸惑いながら読んでいましたが、ラストは完全にベタなラブコメで驚きました。
白馬が悟のシールを発見するシーンは結構スキ。
「MONO消し」や「TOMBOW」などの用語も懐かしかったです。

プールの底に眠る/白河三兎 ★★★☆☆


夏の終わり、僕は裏山で「セミ」に出逢った。
木の上で首にロープを巻き、自殺しようとしていた少女。彼女は、それでもとても美しかった。陽炎のように儚い一週間の中で、僕は彼女に恋をする。
あれから十三年・・・。僕は彼女の思い出をたどっている。
「殺人」の罪を背負い、留置場の中で―。(帯より)


透明感たっぷりの文体にしては掴み所のある内容でした。
伏線の回収がとても綺麗なんですよね。このセンスは好み。
驚くような真相ではないですが、留置場入りの理由となる主人公の行動には不思議な説得力を感じました。
13年前から現在までの過程にもう少し触れて欲しかったかな。
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 2005年8月~

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