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黄色い水着の謎/奥泉光 ★★★☆☆

下流生活に適応しひらきなおってたくましく生きているクワコー。今回は文芸部の夏合宿に誘われたのだが、到着早々、女子部員の水着が盗まれる事件が発生。突き刺さる疑いの視線にクワコーは必至で潔白を証明しようとする…。夏の期末テストの答案用が盗まれたことから始まる「期末テストの怪」も同時収録。

<クワコーは全般にぐずぐずである>

あーやっぱり面白いなぁ。
三行に一回は「フフ・・・フフフ・・・」と忍び笑い状態。
このシリーズ、文章を読み飛ばせないので時間がかかるのですよ。

ミステリは期待してなかったのですが、表題作は楽しめたかも。
干されていた水着の謎はともかく、ギャル早田の水着を盗った人物やその理由、ソクシンの怪しい行動の真相には、「おっ」と。
まさかそんなキレイにまとまるなんて。油断してました。
次も絶対読まなくては。

モーダルな事象/奥泉光 ★★★☆☆


桑潟幸一助教授の元に、とある童話作家の遺稿がもちこまれた。発表するや意想外の反響を得るのだが、遺稿は盗まれ、編集者は首なし死体で発見された。謎を追う女性ジャズシンガーに大戦の闇が迫る!

<生まれながらの駄目人間なのだ。
           丸出駄目男なのだ>


550ページのボリュームに読む前からややウンザリ・・・。
でも、続編を読んでいたおかげで、最初から大笑いの連続でした。
まさか、猫介が2冊またいで登場するなんて!
夢か現実か・・・という描写が多くて混乱したけれど、真相はとってもシンプル。
これだけページが必要だったのかどうか疑問に感じちゃうくらいシンプル。
クワコーの妄想はもちろん、元夫婦刑事のキャラがとっても楽しかったので、まぁいいか。
続編はミステリが物足りなかったけれど、このシリーズは殺人事件よりも日常の謎の方がいいかも。

桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活/奥泉光 ★★★☆☆


レータンこと敷島学園麗華女子短期大学からたらちね国際大学へと赴任してきたクワコーこと桑潟幸一准教授。
文芸部の顧問となったクワコーが巻き込まれる事件を、個性的すぎる部員たちが解決する。


<桑幸は人が自嘲するのを見ると、
       たいがい気持ちが明るくなる>


10年ほど前に『プラトン学園』を読んで「?」となって以来、久しぶりの奥泉作品。

狙っているのかもしれませんが、私には表紙のイメージが邪魔で仕方がなかったです。
さらにクワコーの自虐ネタが濃すぎるのと太字がいちいち気になって、最初はなかなかページが進みませんでした。
確かに文章は面白くて好みなのですが、勢いで笑わせるタイプのユーモアではないので、読み込むのに少し疲れるかも。
最終話までくるとさすがに馴染めたのか、一番笑いました。モンジがいいキャラ。

ミステリはおまけ程度かな。
それにしても、これが続編だなんて知らなかった。
どうしよう、『モーダルな事象』も読むべきか迷っています。
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 2005年8月~

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