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ビブリア古書堂の事件手帖5/三上延 ★★★☆☆

静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えは―今はただ待ってほしい、だった。ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。邂逅は必然―彼女は母を待っていたのか?すべての答えの出る時が迫っていた。

江戸川乱歩がテーマだった前作は印象が薄くて内容がうろ覚えなんですよね。
栞子ママの登場はさすがに衝撃的だったけれど、周りが語る「彼女の人柄」のイメージの方が不気味で魅力的だったような。
今回は第一話の真相が好みでした。
ラストで栞子と大輔の関係がグッと縮まるのですが、この展開も遅すぎたかなぁ~という感想。
栞子の不安を払拭する大輔の言葉には彼らしさが出ていましたが。
読後に意味の解るプロローグも、少し物足りないような。
安定した面白さはありますが、私の中で期待値は下がり気味かも。

ビブリア古書堂の事件手帖3/三上延 ★★★☆☆

鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂は、その佇まいに似合わず様々な客が訪れる。すっかり常連の賑やかなあの人や、困惑するような珍客も。人々は懐かしい本に想いを込める。それらは予期せぬ人と人の絆を表出させることも。美しき女店主は頁をめくるように、古書に秘められたその「言葉」を読みとっていく。彼女と無骨な青年店員が、その妙なる絆を目の当たりにしたとき思うのは?

<王さまのみみはロバのみみ>

前2作と比べると、ストーリー重視でミステリが弱い印象。
栞子さんの母親の不穏さが好みなのでいいですが。
「彼女」の役目は見当がついたけれど、エピローグで「ああ、そういうカタチだったのね」と。これは気づかなかった。
『たんぽぽ娘』が気になって調べてみたら、本当に素敵なストーリーなんですよね。
オチまで知ってしまったけれど、読みたいなぁ。

ビブリア古書堂の事件手帖2/三上延 ★★★☆☆

鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。変わらないことも一つある―それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき―。

伏線もバッチリで、ダークな真相も好み。
前作のようなサスペンス色はないですが、有名な作品や作家の逸話にはやっぱり驚かされます。
第2話なんて本当に意外な真相でしたよ。
今回は、メインとなる謎にあまり惹かれなかったのが残念。
逸話を基にしてストーリーを組み立てているのも、こじつけ感が強まったような。
それにしても、絶対、順番通りに読まないとダメですね。このシリーズ。

ビブリア古書堂の事件手帖/三上延 ★★★★☆

鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。

<その「物語」が美しいものとは限らない>

読んでよかった。いい話だったなぁ。
どの作品も伏線の張り方が絶妙で、ユーモアと暗い真相のバランスも好み。
連作という構成を上手に活かしているからか、最終話の真相はまったくの予想外で驚きました。
これは続編も読まないと。
ちなみに各短編に登場する作品はすべて未読。
せめて太宰治は『野田ともうします。』のファンなら読まないとダメかしら。
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 2005年8月~

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