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武蔵野アンダーワールド・セブン―多重迷宮―/長沢樹 ★★★☆☆

可憐な美貌を持つ財閥令嬢から依頼された“鱗雲荘”の調査。有力政治家として名を轟かせた彼女の祖父が遺したその建物の地下には、鍾乳洞を利用して建造された巨大なシェルターが存在していた。そこで七ツ森神子都をはじめとする地下世界研究会のメンバーが屍蝋化した遺体を発見した瞬間、恐るべき連続殺人の幕が開く!

前作と違って、ストーリーは途中から一気に面白くなります。
堅苦しい舞台設定には困惑しましたが、この作家さんには珍しく、シェルターの説明や人物の動きが解りやすかったです。
ただ、めちゃめちゃ早い段階で真相にピンときてしまったのが残念。
動機は好みなのですが。弱いなぁ。

ヒトコト(真相に触れています)

以下、自分用のメモ。真相に触れているので、OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
不自然なくらいツグミや澤野の容姿がイメージできない&違和感のある文章なので、「そう見せかけて実は・・・」というテクニックなのかもしれないと思っていたら、まさかの「まんま真相」だったときの衝撃。
地下シェルターと神子都の事情を重ね合わせている点が、あの「2003年製作のアメリカ映画」と似ているせいで、余計に勘が働いたのかも。
摩耶に気づかれた時点で完全にネタばらし状態なので、そこからの展開を期待したんだけどなぁ。
唯一、アヴリルもそうだったのは意外だけれど・・・まぁどうでも。
せめて犯人が澤野だったら驚いた気がする。

リップステイン/長沢樹 ★★☆☆☆

ここ渋谷で“悪意"と戦っている――行人が出会った制服の少女はそう言った。少女は、世間を震撼させる連続事件の現場に現れることから、ある刑事に追われていた。“悪意"とは何なのか。少女はなぜ犯行時刻に現場の防犯カメラに写るのか。少女を通じて事件を追う学生の行人と、事件を通じて少女を追う刑事。二つの追跡行はやがて交錯し、衝撃の結末へと至る。

うーん。これは合わなかったなぁ。
キャラクターの抱えている悩みが理解しにくい上、青春小説にしては湿度が高すぎるといいますか。
明るい女子キャラも登場しますが、まったく弾まない、重苦しいストーリーなのです。
おまけに、刑事・永瀬優子のパートは気持ち悪いし。
香砂の能力もそれほど斬新じゃないし。
ラストの仕掛けは意外ですが、そんなのどうでもいいくらい、とにかく苦行の一冊でした。

上石神井さよならレボリューション/長沢樹 ★★★☆☆

成績不振の写真部員設楽洋輔は、眉目秀麗で天才で変態の岡江和馬の勉強指導と引換えに、鳥好きの美少女愛香の盗撮を請け負う。
そんな中、人が不可解に消える事件に巻きこまれ・・・。必笑の青春ミステリ。


美少女なのにド天然で走りまくる愛香のキャラクターが、とても楽しい。
話が進むと、どんどん存在が薄くなりますが。
いろいろと美形の男女が登場するのも、愛香のインパクトが弱くなったり。

ミステリとしては、平凡、かな。
それよりも、肝心の消失現場の状況が掴みづらいったらない。
プロレスの章なんて、さっぱりでしたわ。
図解でギリギリ理解できるレベルかも。

軽い感じで読めるストーリーなので、個人的には、岡江も盗撮もフェティシズムも邪魔でしかなかったです。

夏服パースペクティヴ/長沢樹 ★★★☆☆

私立都筑台高校2年生・映研部長の遊佐渉は、新進気鋭の女性映像作家・真壁梓が行うビデオクリップ制作のための撮影合宿に参加することに。美貌の1年生・樋口真由も誘い、廃校の中学校を改装した山の中のスタジオでの撮影中、キャストの女性が突如倒れる。その女性の胸には、クロスボウの矢が突き刺さっていた!?

<ここに傍観者はいない>

うーん。
セミドキュメントの趣向も面白いし、ストーリーも真相も好みなのですが、途中で集中力が途切れました。いろいろと長すぎるなぁ。
見取図があるのに、現場の状況がなかなかイメージしづらいのですよ。
あと、語り手を変えることで、どんどん真相が予想できてしまったのも残念。
真由のドジっ娘(?)っぷりが魅力的だったのと、部長とのやや複雑なラブストーリーも楽しめたので、次も読みますが。

消失グラデーション/長沢樹 ★★★☆☆

とある高校のバスケ部員椎名康は、ある日、女子バスケ部のエース網川緑が校舎の屋上から転落する場面に遭遇する。康は血を流し地面に横たわる緑を助けようとするが、わずかの隙に緑は目の前から忽然と消えてしまう!? 監視された空間で起こった目撃者不在の消失事件。複雑に絡み合う謎と真相に、多感な若き探偵たちが挑む!

最初は主人公たちの会話や表現が寒々しくて不安を感じましたが、中盤からはこれがデビュー作だということを忘れるくらい惹き込まれました。
私の場合、真相に驚きはなく、消失事件との絡め方もどこかで読んだような印象。
でも、ミスリードのセンスは好みだったので、次にも期待します。

ヒトコト(真相に触れています)

以下、自分のためのメモ。真相に触れているので、OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
バスケ部女子の口がこれだけ悪いと、学校全体も女子高に思えてしまって。
何の深読みもしていないのに、途中から椎名のイメージが完全に女の子だったのよね。
樋口は男というイメージがなかったけれど、他の記述(ヒカル君の視点)から、椎名が女ってことは樋口が男、ってなっちゃうよね。

ミスリードはよく考えられているなぁ。鳥越の役割とか。トイレのシーンとか。
そして、てっきりヒカル君が前回盗んだものが事件の引き金になったのかな、とか予想していたよ。無関係だったか~。
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 2005年8月~

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