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レヴォリューションNO.0/金城一紀 ★★★☆☆



停学明けの一週間ぶりの学校で、僕らを待っていたのは、「第一学年団体訓練開催のお知らせ」だった…。ザ・ゾンビーズ結成前夜を描く、シリーズ、完結篇。

<さぁ、進化の時間だ>

『SPEED』からだいぶ経つので、少し冷めた気分でしたが、読み始めると一気にゾンビーズへの熱い想いが復活しました。
教師による暴力などありえない設定も、カラリとした文章で描かれているので違和感がありません。
そしてやっぱり、山下が一番お気に入りでした。
でも、そういやこれで完結・・・?と考えると、寂しさと共に物足りなさも感じたり。
ページが少ないのもあるけれど、ややキャラクター小説っぽいのですね。
まだまだ、このシリーズ読んでいたかったなぁ。

SPEED/金城一紀 ★★★★☆


女子高生佳奈子の憧れる家庭教師の彩子が、大学の校舎から飛び降りて死亡する。
生前に『ある約束』をしていた佳奈子は、彼女の自殺が信じられない。
死の原因とみられる不倫の証拠を持っていた佳奈子は、暴漢に襲われそうなところを、4人の『救世主』たちに助けられる。


ゾンビーズ、第3弾です。
今回の主人公は、オジサンではなく女子高生。
冒頭、なぜ舜臣はノビてるのっ!?との驚きから、それこそものすごいSPEEDで読み進めました。

佳奈子は彩子の悩みを聞いてあげられなかったこと、そして南方たちは大切な仲間を助けられなかったことを悔やんでいる。
<もともと俺たちはトラブルに巻き込まれるのが好きなんだけど、誰かの死を哀しんでる人の思いを利用してまで、トラブルを楽しもうとは思わないよ>
この台詞は同じ経験をしている彼らだからこそ重く、そして温かく心に沁みました。
事件そのものは、思ったとおりに着地したのですが、やっぱり大暴れする前には、南方の掛け声が欲しいなぁ。「ギョーザ」のような何かを。
ラストで、戒律の厳しい学校に通う佳奈子が、仲間と共に少しずつ自由を見つけ出していく姿に、彼らの世界まで飛んでいける日は近いと感じました。
このぶんだと、翌年の聖女の学園祭は容易に忍び込めるのでは?
南方たちは卒業してるけれど(笑)。

FLY,DADDY,FLY/金城一紀 ★★★★★


47歳のサラリーマン、鈴木一には大切な妻と一人娘がいる。ある日ボクシングのインターハイチャンピオンである高校生、石原に、娘がケガをさせられた。反省の色のない石原に復讐を誓うも、のりこむ高校を間違えてしまい、不思議な高校生5人組と出会う。鈴木は彼らの協力のもと、石原と対決すべく体を鍛え始める。

最高に面白かった!
終始、笑いのツボと涙腺を刺激しまくりでした。
「レヴォリューションNO.3」のゾンビーズたちが、またまたいい味出してます。

序盤の石原と学校関係者たちの言動にとても憤りを感じたので、鈴木さんのトレーニングの応援にも自然と力が入りました。
「会社はどうするの?」の疑問があったのですが、理解ある上司にこれまた感動。
鈴木さんの『自分が父親としてカッコいいと思えた瞬間て、あるか?』との問いかけには、伊坂幸太郎著「チルドレン」の『大人がカッコ良かったら子供はグレない』という台詞を思い出しました。
その想いがあるからこそ、すぐに次の日からのトレーニングを決断できたのですね。

ゾンビーズ、やっぱり好きです。
言動は無茶苦茶なのに、しっかり律儀で丁寧なところがいいです。
今回は山下くん、大活躍だし!
きっと彼の笑顔には癒し効果があるんでしょうね。
前回同様、どんな目に遭っても不屈の精神ですし。
なんだか小動物みたいで、かなりのお気に入りです。
ラストは私の予想と外れましたが、とてもいい気持ちで読み終えました。
爽快です!

レヴォリューションNO.3/金城一紀 ★★★★☆

<ギョーザ大好き!>

全てのキャラクターが際立ってます。
2回目の学園祭潜入作戦、くだらないけど想像したら可笑しくって・・・っ!
そして、ヒロシのために僕が屋上でしてあげたこと。
雨かと思って月を仰ぎ見、その月が滲んで見えることで自分が泣いていることに気づくシーンが切ないです。

「ラン、ボーイズ、ラン」
ヒロシの墓参りのため、沖縄行きの旅費を貯めていた『ザ・ゾンビーズ』。
その旅費全額を預けた山下がカツアゲされ、僕達は新しいバイト先を探したり、犯人を突き止めたりと奔走する。


これはタイトルからして「ラン・ローラ・ラン」をイメージして読んだのですが、そんなに走らなかったですね。
『~王』という響きに皆が恍惚とするのに笑いました。
そしてクラブでの襲撃。
彼らの考えること、することがいちいち気持ちイイ。スカッとします。
夢に出てきたヒロシへ、ぼくの想いを伝えるシーンでまた涙。
これでヒロシとの別れをやっと受け入れることができたんですね。

「異教徒たちの踊り」
僕は友人に女子大生を紹介される。
どうやら、ストーカーに付きまとわれて悩んでいるらしい。
僕はボディーガードを頼まれるのだが・・・。


事件自体はあまりピンとこなかったのですが、舜臣が格好良かったです。
彼の「差別」に対する意見は、なかなか痛いところを突いてきます。
身近な差別に慣れてしまってないか、と改めて考えさせられました。
彼は体を鍛えることによって、心も強くなったのでしょうか。
あと山下君が最高です。不運専用のフェロモンですかね。健気すぎます。
仲間からの扱われ方も絶妙!蚊よけの人柱って・・・。

僕の「愛してるぞ」の言葉には本当に愛が感じられます。
『ザ・ゾンビーズ』のみんなは何があっても踊り続けて欲しい。
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 2005年8月~

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Author:めみ
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