スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

さよならファントム/黒田研二 ★★★☆☆

事故で大怪我を負った若きピアニスト・新庄篤。それから三ヶ月。ようやく歩けるようになった当日に妻の裏切りを知った彼は、激情のあまり彼女を殺してしまう。すべてを失い、命を絶つため家を出た篤だったが、ひょんなことから美少女・ココロと行動を共にすることに。彼女の周りでは命を落としかねない危険な事件が続いていた。一方、街では連続爆破事件まで発生! 篤の運命は!?

<現実を見つめてください>

「これはきっと読後の伏線拾いが大変だろうなぁ」と予感させる文章がストレスでした。
最後の真相にはうっすらと気づいていたのでやられた感はナシ。
ただ、終盤ちょい手前の展開(←ラジオからの)は斬新でビックリしました。
ストーリーはもう少し自然に進んで欲しいですが、ミステリ面は凝っていてなかなか楽しめました。

ナナフシの恋/黒田研二 ★★☆☆☆

「新しい教室で待ってます」
呼び出しメールの発信者は自殺を図り、意識不明の重体で入院中のクラスメイト・麻帆だった。
不審に思いながらも教室に集まる男女6人。
消えた携帯電話、移動した教卓、教室に転がる消火器など自殺未遂現場に残された数々の謎。
自分たちを集めたのは・・・?
事件の真相に同級生たちが迫る!(本書あらすじより)


久しぶりの、くろけん作品。
好みの設定なので、ワクワクして読み始めたのですが・・・。
いつものステレオタイプのキャラは嫌いではないけれど、さすがに粗雑なのでは・・・。
重要な人物の性格や心の動きが、最後までちぐはぐに感じました。
ストーリーに新鮮味はないし、真相も脱力気味だし、青春小説としてもミステリとしても、モヤモヤした読後感でした。

ヒトコト(真相に触れています)

以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
せめて、大輝は丁寧に描いてくれないと。
突然、好青年になっちゃって、すっごい違和感。
冬馬もただのナンパ野郎にしか思えないんだけど。
ハッピーエンドにされても、納得できない。

幻影のペルセポネ/黒田研二 ★★★★☆

大手プロバイダ・パルネットが運営する、大人気PCゲーム「ヴァーチャル・プラネット」。ユーザーはゲームの舞台である惑星<ペルセポネ>の住人となり、コミュニティを築いていく。尊敬する先輩の死の謎を解くため、<ペルセポネ>にログインした来栖正孝は、秀則が<ペルセポネ>で操っていた分身『ノリリン』もまた仮想世界の中で惨殺されていたことを知る。やがて<ペルセポネ>の美少女『メグ』とともに犯人探しを開始した来栖を、虚実の世界を往来する巨大な悪意が襲う!

本書はくろけん作品の中でも評判が上々とのことなのですが、そんなに期待せずに(笑)手に取りました。
元々ゲームは好きなので、<ペルセポネ>内の操作方法に少しワクワク。
逆に、ゲームに興味のない人は全く面白くないのでは・・・?

終盤の手前で1つのトリックが判明するのですが、このアイディアにびっくり!
思わず「ほぉ~!」と感嘆。こんな手があったなんて!
ただ、真相解明のくだりはものすっごく説明臭いです。
読むのも面倒なのですが、これがキチンと整理してみると意外に面白い。
1つの結果にいくつもの要因が重なっているあたりが巧いなぁ。
何と言っても素晴らしいのはエピローグ。
くろけん作品でじ~んとするなんて、期待してなかっただけに効果倍増!
プロローグをしっかり受け止めるラスト。
読後感の良さで星4つです。

霧の迷宮から君を救い出すために/黒田研二 ★★★☆☆

高原に建てられた災害用のシェルター。
その近くで「僕」は暗闇の中、何者かに襲われて崖から転落し、頭を打った。
包帯が取れたとき目の前に広がったのは、一面、白い霧の世界。
脳を損傷し、動くものを認識できなくなってしまったのだ。
そして、密室のシェルターの中からは女性の死体が発見されて・・・。(カバー裏より)


くろけん作品は細かい伏線がポイントなので、今回も必死になってチェック。
しかし、それが一体どこにつながるのかはやっぱり解らず、解明時には「ほぉ~」とただ感心するばかりでした。

動くものがすべて霧になるという設定と、その説明(顔自体を動かさなくても、目や鼻などを動かすとのっぺらぼうになってしまう、など)が、不謹慎にも「面白いなぁ」と思ってしまいました。
でも想像以上に不便でしょうね。
そんな状態なのに、事件の真相を探ろうと1人でバスに乗ったり林の中を歩いたり・・・。
「ゆっくり寝てなよ~」と、ハラハラ。
シェルターの内部構造と主人公の症状の絡ませ具合がとても上手です。

この結末には驚きました。
作中、「ちょっと良い話」も交えているのに、まさか、こんな終わり方をするとは・・・。
でも、この意外性はくろけんさんっぽいかも。
ダークですが、好きです。
最新記事
検索フォーム
記事一覧

 2005年8月~

カテゴリ
プロフィール

Author:めみ
FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。