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手焼き煎餅の密室/谷原秋桜子 ★★☆☆☆


親友・直海の祖母の家を訪ねたら、台所に見知らぬ少年が忍び込んでいた!煎餅を盗もうとしていた彼は、家主に見つかり慌ててとんでもない行動に…(表題作)。美波の家の隣に建つ洋館に住む水島のじいちゃんは、身近で起こる様々な事件の真相を、聞いただけでズバリ言い当てる。(本書あらすじ)

『天使が開けた密室』『砂の城の殺人』のように、本筋とは関係なく「お!」と思えるサプライズを期待していたのですが、今回は最後まで予想の範囲内だったので物足りなかったです。
そしてどれもあまり魅力的な謎とは思えず。
初登場の水島のじいちゃんは好感度が高かったですが、直海のキャラはどんどん過剰になっているようで読み辛かったり。

砂の城の殺人/谷原秋桜子 ★★★☆☆


高校生・美波は、またしても武熊がするはずだった「2日で5万円」のバイトを引き受ける。
仕事内容は廃墟専門カメラマン・瑞姫の助手。
しかし、目的の廃墟でミイラ化した死体を発見することに。
それは12年間行方不明になっていた瑞姫の母親らしい・・・?


激アルバイター・美波の事件簿シリーズ、第3弾とのこと。
失敗した~。図書館にこの2冊しか入ってなかったから、てっきりこれが2作目だと思ってた。
2作目(『龍の館の秘密』)が好評なので、読みたかったのになぁ。

密室の館で起きる連続殺人事件ですが・・・今回は長すぎてちょっと乗れませんでした。
このキャラたちが動くのなら、もう少し短くてライトなミステリの方が楽しめたかも。
とても微妙な気分の読書でした。
でも、相変わらずプロローグはイイ味出しています。
途中で拍子抜けしそうになりましたが。
廃墟を「砂の城」と例えるのも綺麗だし、こういう細やかさは好きですね。
ああ、2作目が読みたい。

天使が開けた密室/谷原秋桜子 ★★★★☆

5年前に行方不明になった父親を捜すため、アルバイトに励む女子高生・美波。バイト先でトラブルに巻き込まれ、クビになったあげく、60万円の借金を背負うことに。そんな時、知り合いから「寝てるだけで一晩5千円」というおいしいバイトを紹介される。しかし実は、葬儀会社の手伝いで、病室で亡くなった人を地下の霊安室まで運ぶという内容だった。その上、密室殺人事件の容疑者にまでされてしまい・・・。

元々、2001年に富士見ミステリー文庫から刊行された作品で、ラノベ系ミステリです。

深夜の病院での遺体を運ぶバイト。
連絡用にと渡された携帯の着メロが「ゲゲゲの鬼太郎」で、これには笑いました。
遺体は重いし、時には血を吐かれるし、正社員にはイジメられるし、とても過酷。
でも、その「呼び出し」はバイト料プラス3千円ということで、美波は頑張るのです。
(呼び出しがなければ、家で待機するだけで5千円。つまり、寝ているだけで5千円。)
バイトといえど、美波の死者に対する敬意や接し方はとても好感が持てます。
そして、ある晩、霊安室で発生した殺人事件!
衆人環視の密室の中、犯行が可能なのは美波だけ!?

美波は事件に巻き込まれるだけで、実際に謎を解くのは近所に住む大学生・修矢。
無愛想で性格が悪いんだけれど、とびきり美形の修矢。
高校の友人で父親が警部の直海、家が大金持ちのかのこ。
この設定がいかにも少女マンガ風でベタなのですが・・・。
ミステリとしては、全体的に地味で犯人当ても簡単です。
だけど、「犯行の動機」は予想外でした。
ここで伏線が効いてくるのですね。
一番気に入ったのは、プロローグ。
読後、1ページ目に戻った瞬間、じ~んとなりました。
「そういうことか・・・」って。
いろんな意味を指しているタイトルも秀逸。
美波のある行動が、真相と深く結びつく展開は見事です。
とてもライトな作風なので、書き込みも足りないし、現実的ではないシーンも多々あります。
でも、記憶に残るミステリでした。
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 2005年8月~

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Author:めみ
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