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Another エピソードS/綾辻行人 ★★☆☆☆

1998年、夏休み―両親とともに海辺の別荘へやってきた見崎鳴、15歳。そこで、かつて鳴と同じ夜見山北中学の三年三組で不可思議な「現象」を経験した青年・賢木晃也の幽霊と出会う。謎めいた屋敷を舞台に―死の前後の記憶を失い、消えたみずからの死体を探す幽霊と鳴の秘密の冒険が始まるのだが…。

余白が多いこともあってページはさくさく進むのですが、展開に惹かれないからか、一度中断するとしばらく放置、の繰り返しで、読み終わるのにものすごく時間がかかりました。
また記憶喪失ネタということで、気持ちが乗らなかったのもアリ。
真相も予想通り。伏線も、うーん。前作のようなサプライズが欲しかったなぁ。
まぁ、余談という程度で。

奇面館の殺人/綾辻行人 ★★★☆☆

奇面館主人・影山逸史に招かれた六人の男たち。館に伝わる奇妙な仮面で全員が“顔”を隠すなか、妖しく揺らめく“もう一人の自分”の影…。季節外れの吹雪で館が孤立したとき、“奇面の間”に転がった凄惨な死体は何を語る?前代未聞の異様な状況下、名探偵・鹿谷門実が圧巻の推理を展開する。

あらすじの「前代未聞の異様な状況」が本当に斬新なんですよね。
ミステリでこんなにワクワクした展開は久しぶりでした。
でも、私は首の切断の理由に拍子抜けしてしまって。
これって、いろいろと深読みすればするほどガックリきますね。
真相解明シーンでは「そりゃそうだけどさぁ・・・」と、モヤモヤした気分に。
あと、登場人物が「駒」状態で味気ないので、せめて幻想ホラーな雰囲気で盛り上げてほしかったかな。
読後感は薄め。サプライズの衝撃も弱かったです。

深泥丘奇談・続/綾辻行人 ★★★☆☆


日常と非日常、論理と非論理、人と人ならぬものたち…妖しき反世界の気配が読む者を幻惑し、魅了する。主人公の住む「深泥丘(みどろがおか)」の全貌は明かされるのか? 目眩(めまい)? 揺れているのは自分なのか世界なのか。恐ろしくも可笑しい可怪しくも神妙な破格の怪談絵巻、第二集。


<どうして私の記憶はこんな―こんなにも・・・>

いくつかのオチは眩暈と巨鳥で煙に巻いてますが、やっぱりこの世界観はいいですね。
前作より読みやすかったかも。
主人公の置かれている状況にゾクリときた「狂い桜」がお気に入り。
『どんどん橋』テイストの「ソウ」のラストには笑った~。さすがです。
「切断」は既読ですが、やっぱりインパクトがありました。

Another/綾辻行人 ★★★☆☆

その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。
1998年、春。夜見山北中学に転校してきた恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!この世界ではいったい、何が起こっているのか?秘密を探るべく動きはじめた恒一を、さらなる謎と恐怖が待ち受ける。


<吸い取られていくみたいに感じない?>

ホラーですが、それほど怖くも気持ち悪くもなく、ミステリーランドかと錯覚しそうなくらいのんびりとした雰囲気でした。
表紙のイラストが一番怖かったです。

重要な情報の途中で携帯が鳴ったり、誰かに呼びかけられたり、「ものごとを知るにはタイミングが重要よ」と言われて中断されたりなど、意外と古風なはぐらかし方が多くて、これが結構なストレスでした。
深読みしているわけでもないのに、いくつかの真相が簡単に読めてしまうのも物足りなかったです。
演出がドラマチックなので、余計に残念な気持ちに。

でも、最後には驚きました。
もう全っ然、気づきませんでしたよ。
伏線もバッチリだし、本当に見事なサプライズでした。

迷路館の殺人/綾辻行人 ★★★☆☆


奇怪な迷路の館に集合した四人の作家が、館を舞台にした推理小説の競作を始めたとたん、惨劇が現実に起きた。
完全な密室と化した地下の館で発生する連続殺人の不可解さと恐怖。
逆転また逆転のスリルを味わった末に読者が到達する驚愕の結末は?(Amazon内容紹介より)


<関係者中の誰が、鹿谷門実なのか?>

こんなに凝っている作中作って初めてじゃないかなぁ。
遊びゴコロ満載の構成にニヤリとしてしまいました。

作中作は館の雰囲気に比べると事件が小粒に思えて少し残念。
でも、やっぱりそのままでは終わりませんね。
『びっくり館』で名前だけ知っていた「鹿谷門実」の正体に興味津々だったのですが、いやぁ~驚きました。
これにはすんなり騙されましたよ。
このシリーズ、島田潔がもう少しユーモアのあるキャラだったら読みやすいのになぁ。

水車館の殺人/綾辻行人 ★★★☆☆

古城を思わせる異形の建物「水車館」の主人は、過去の事故で顔面を傷つけ、常に仮面をかぶる。
そして妻は幽閉同然の美少女。
ここにうさんくさい客たちが集まった時点から、惨劇の幕が開く。密室から男が消失したことと、1年前の奇怪な殺人とは、どう関連するか?(Amazon内容紹介より)


<僕には犯人を捕まえる意志なんてないんですよ>

そろそろ『暗黒館の殺人』を読もうと思い、館シリーズに手を出すことにしました。
私は我孫子派だったので、初期の綾辻作品はほとんど読んでないのですよね・・・。
(さすがに『十角館の殺人』は既読ですが。)

過去と現在の物語が交互に進行する構成が懐かしくて、ワクワクしました。
伏線が親切すぎて、30ページほどで真相が解りましたが、「本格」の雰囲気はたっぷり楽しめました。
でも、これ「水車館」である必要はないような・・・。

「時計館」が面白そうなのでちょっと楽しみ。

深泥丘奇談/綾辻行人 ★★★☆☆

体調に不安を覚えて検査入院した語り手の奇怪な目撃談「顔」、散策の途中で遭遇したローカル線の妖しい記憶をめぐる「丘の向こう」・・・。京都を舞台に、せめぎあう日常と超常、くりかえす怪異と忘却を描く怪談絵巻。

<ひょっとして幽霊とか、
        信じるほうなんですかぁ>


怖くもなければ、気持ち悪くもない、不思議な怪談(?)でした。
あとがきで、語り手の「私」の設定は自分自身に似ているとありましたが、では「奥さん」もやっぱり・・・?
「悪霊憑き」は既読。
単品だと違和感なかったのですが、シリーズとして読むとこれだけ妙にミステリしているので、浮いてます。
唯一、「開けるな」のオチには驚きました。逆転の発想だ。
連作形式ということで、ラストはサプライズを期待した分、盛大に肩すかし。
最初はなかなか世界観を掴めず、たいしたオチのない作品にモヤモヤしていましたが、全て読み終わった後、不思議に囚われた気分になりました。
この物語世界、気になるかも。

びっくり館の殺人/綾辻行人 ★★★☆☆

館シリーズを1冊しか読んでいないので、期待ハズレだなんて口が裂けても言えません。
それどころか、密室トリックには素直に驚きました!
このサプライズだけで十分満足なのですよ。
そう、細かい事を考えずにね。
きっと、「子供にミステリの楽しさを知ってもらいたい」という想いが1番だったのでしょうね。
「せっかくだから館ファンも喜ばせたい」と練った設定は、完全に裏目に出てしまいました。

ヒトコト(真相に触れています)

以下、自分用のメモ。真相に触れています。下の方へどうぞ。


























主人公である大学生の回想形式である以上、このトリック自体が無意味なのですよね。
読者を騙すだけでなく、他にその必然性があれば、もっと見事だと思うのですが。
再読すると、伏線があまりに露骨で驚きました。
なんで気付かないかな~自分。
この作品、ホラーに逃げずに現実的な結末を選べば、さらに後味が悪くなったでしょう。
(実は、私はその展開を期待していました。)
全体的に、子供に対するダメージが少なくなるよう配慮が施されているのが分かります。
しかし・・・やはり大人は物足りないぞ。
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 2005年8月~

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