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虫とりのうた/赤星香一郎 ★★☆☆☆

小説家を目指す赤井は、ある日河川敷で必死に助けを求める少女と出会う。知らない男に追いかけられていると訴える少女。だが、男は少女の父親だと言いはる。助けようとする赤井だったが、居合わせた大人たちに少女を男に返せと言い含められ、その場をやり過ごしてしまう。そして後日、少女がその男性に殺害されたということを知り、罪の意識に苛まれて、彼女の葬儀に参列。そこで「虫とりのうた」という奇妙な唄にまつわる都市伝説を耳にした。

出だしはすっごく好みなんだけどなぁ~。
早い段階である程度真相が読めてしまうのが残念でした。
ホラーだけど怖くはなかったです。やや地味かな。

あるキング/伊坂幸太郎 ★★☆☆☆

弱小地方球団・仙醍キングスの熱烈なファンである両親のもとに生まれた山田王求。
“王が求め、王に求められる”ようにと名づけられた一人の少年は、仙醍キングスに入団してチームを優勝に導く運命を背負い、野球選手になるべく育てられる。
期待以上に王求の才能が飛び抜けていると知った両親は、さらに異常ともいえる情熱を彼にそそぐ。すべては「王」になるために―。


<おまえは大事なものを見抜くのだ>

確かに面白くはなかったけれど、ガッカリはしませんでした。
伊坂さんの新作にあまり期待しなくなったからでしょうね。
ストーリーは・・・両親のモンペアっぷりが凄まじくて、それ以外は印象に残っていません。

チェーン・ポイズン/本多孝好 ★★★☆☆

誰にも求められず、愛されず、歯車以下の会社での日々。簡単に想像できる定年までの生活は、絶望的な未来そのものだった。
死への憧れを募らせる孤独な女性にかけられた、謎の人物からのささやき。
「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?
           1年頑張ったご褒美を差し上げます」
それは決して悪い取り引きではないように思われた―。


<何だかそれは、本当に泣きそうなくらい楽しそうな情景だった>

普通に良い話でした。
どんでん返しがあるという情報はいらなかったなぁ。
後半は少し慌ただしかったけれど、なぜ1年後なのか、その理由は好みでした。
本多さんの作品は他に『MISSING』を読んだきり。
やっぱり文章が苦手なのよね。
読み終えるまで時間がかかりました。

ヒトコト(真相に触れています)

以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
最初から「おばちゃん」は「高野章子」ではなく、「○○悦子」なんだろうなと確信。
でも、スーツの人が女性(しかも高野章子)というのは意外。
読後、槇村悦子の両親は遺書が送られてきて驚いただろうなぁとぼんやり考えた。

しかし、デリカシーがないというか・・・ニックネームが「おばちゃん」は酷すぎる・・・。
名前が出せないからって、他になかったんかい。
しかも、初対面の女子大生にまで呼ばれて・・・涙。

ぼくが探偵だった夏/内田康夫 ★★★☆☆


光彦・小学校五年生。待ちに待った夏休み、光彦は今年も恒例の軽井沢の別荘へ・・・。そこで、怪しげな「緑の館」の庭で大きな穴を掘り、何かを埋めようとしている男の姿を発見することに!その直後から不穏な空気が光彦の周囲に漂いはじめる。埋められた物は何だったのか?平和な軽井沢でいったい何が起こっているのだろうか!?

<光彦はつまらないことだけ、妙に知っているのね>

意外にも、浅見光彦ミステリーでした。
小学生の光彦がひと夏の冒険を通して少し大人へと成長するという、いかにもミステリーランドっぽいストーリー。
ミステリとしてはとっても物足りないですが、まぁ仕方がないかなぁ~。
シリーズのファンには嬉しい作品でしょうね。
私は途中で登場する内田康夫さんがどうにも苦手でした。

身代わり/西澤保彦 ★★☆☆☆

高校2年生・鯉登あかりが自宅で殺害された。おかしなことに彼女の遺体のすぐ脇に、巡回中の明瀬巡査の遺体があった。その5日前、辺見祐輔の後輩・曾根崎が女性を襲ったものの、反撃され死亡するという事件があり・・・。(bk1内容説明より)

タック&タカチシリーズです。
『依存』から9年も経ったのですね。
9年前に『依存』からこのシリーズに入ってしまった私としては、全ての作品を読んだのが3年前なので、そこまで待望感はなかったのですが。
ボアン先輩やウサコも少しシリアスな面を見せながらも、飲むわ語るわの楽しい雰囲気はそのままでした。
このシリーズは、自分も学生時代に戻ったような懐かしい気持ちになれるので好きだなぁ。

でも私は、彼らに再会できたからそれだけで満足!とまでは思えませんでした。
謎はとても魅力的なのに、ロジックがイマイチしっくりこなくて・・・。
終盤の怪しい展開から、「それはないわ~」な読後感。
う~ん・・・残念。

図地反転/曽根圭介 ★★☆☆☆


総力を挙げた地取り捜査で集められた膨大な情報。
そのなかから、浮かび上がった一人の男。
目撃証言、前歴、異様な言動。すべての要素が、あいつをクロだと示している。
捜査員たちは「最後の決め手」を欲していた―。


う~ん。これは読み方を間違えました。
タイトルがいかにもな雰囲気なので、てっきり「鼻」「熱帯夜」のようなトリッキーな作品だと期待してしまったのです。
ラストには唖然。
なんでこんなところで終わるのか。

読み応えはあったはずなのに、印象はとても平凡。
最近似た内容の作品ばかり読んでいるからなぁ。
特に薬丸さんの後ってのはまずかったかも。

悪党/薬丸岳 ★★★★☆

不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。ある日、老夫婦から人捜しの依頼が舞い込んだ。自分たちの息子を殺し、少年院を出て社会復帰しているはずの男を捜し出し、さらに、その男を赦すべきか赦すべきでないのか、その判断材料を見つけて欲しいというのだ。この仕事に後ろ向きだった佐伯は所長の命令で調査を開始する。実は、佐伯もかつて身内を殺された犯罪被害者遺族なのだった。

<おれたちは絶対に不幸になっちゃいけないんだ>

今回も、主なテーマは犯罪被害者遺族の心の葛藤。
この作家はブレないですね。抜群の安定感でした。

出所後の加害者の行方を捜す仕事なので、依頼人に犯罪被害者遺族が多くても不自然ではないという設定が巧いなぁ。
(所長や弁護士については少し都合が良すぎたかも。)
短編なので物足りなさも感じましたが、いろんなタイプの犯罪とそれぞれ立場の違う関係者の心境にとても興味を持ちました。
恋人の存在が主人公を救うという流れが新鮮味がなくて少し残念。

こんな風に探偵事務所に頼まないと消息が掴めない、自分が命を奪った人物の命日に訪ねもしない加害者なんて、どんなボランティアに参加しようが周りに貢献しようが、本当の意味で更正できてはいないと思うんですけどね。
第一章の老夫婦は、もし佐伯が別の答えを出したなら納得できたのかなぁ。

プリズン・トリック/遠藤武文 ★★☆☆☆


交通刑務所で発見された前へ倣え姿の遺体。
現場は密室―逃走した受刑者を追う県警が知る意外な事実。
選考委員・東野圭吾氏も仰天の第55回江戸川乱歩賞受賞作。(amazon内容紹介より)


あまり評判は良くないみたいですが、中盤までは本当に面白くて次々と意表をつく展開にワクワクしました。
章ごとに視点が変わる構成も好みだし、最初はそれほど読みにくくはなかったのですが・・・。
登場人物の多さに不安を感じてからは、一気にグダグダ~っと。
詰め込みすぎなのか、それぞれのドラマが中途半端でとても残念でした。
肝心の事件も盛り上がらないまま終盤に入ってしまって物足りないです。
ラストも予想がついたし・・・。
帯で東野さんがベタ褒めしているトリックは、「それでいいの??」の一言。
もう少し説得力が欲しかったなぁ。

ヒトコト(真相に触れています)

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第一の殺人のトリックは不自然な記述でピンときたんだけど、「そう簡単に部外者が(しかも硫酸持って)刑務所に出入りできるわけないしなぁ~」って考えてたら、まさかの大当たり。
「成りすまし」は意外性が高くて可能かどうかは二の次だったけど、これはさすがに納得できなかったよ。

あと終章、どう考えたって戸田は怪しすぎるでしょ。
気付かない村上がマヌケに思えて仕方がない。
これを巧く処理してくれてたら、ラスト一行にもっと驚くことができたのに。
しかも、それまでの事件が全て無意味になっちゃって・・・。
密室は偶然だし・・・。
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 2005年8月~

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