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新参者/東野圭吾 ★★★☆☆


日本橋。江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された、ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。
「どうして、あんなにいい人が・・・」
周囲がこう声を重ねる彼女の身に何が起きていたのか。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、事件の謎を解き明かすため、未知の土地を歩き回る。(「BOOK」データベースより)


<さすがに人情の町だ>

うんうん。面白かった~。
殺人事件の捜査線上に浮かんだ人物にスポットを当て、それぞれのドラマを描いた連作短編集。
人間ドラマが一話完結なので油断するのか、連作だと解っていても別の章に伏線があるとドキッとします。
少しずつ、メインの殺人事件の真相に近づいていく展開も好みでした。
(最後の章は要らないかも。)
お気に入りは「瀬戸物屋の嫁」「洋菓子屋の店員」
優しさ溢れるエピソードに、「世の中捨てたもんじゃないよね」としみじみ感じさせられる一冊。

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。/辻村深月 ★★★☆☆


“30歳”という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす未婚のOLチエミ。少しずつ隔たってきた互いの人生が、重なることはもうないと思っていた。
あの“殺人事件”が起こるまでは・・・。


<みずほちゃんのせいだった>

とっても切ない読後感。そしてタイトルが秀逸。

『太陽の坐る場所』と同じく、女性同士のドロドロとした心理描写がリアルです。
確かにあの頃は面倒臭かったなぁ~とか思い出しながら読んでました。
主人公を含め、あまり好感を持てないタイプの人物が多く登場しますが、ラスト1ページでそれまで理解できなかったチエミの気持ちにハッとさせられました。
人の心は本当に複雑。

私は今回も何ひとつ真相が見抜けませんでした。
やっぱり辻村深月のサプライズは好みです。
でも、もう少し短くてもいいよね。

ヒトコト(真相に触れています)

以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
茶化すわけでも何でもなく、普通に疑問。
母親って、あの状況で「逃げなさい」って言うのかなぁ。
私がその立場だったら、何としてでも「ジコです」とか書きたいけどなぁ。血で。
娘のことを考えても、逃げないほうが無事出産できそうだし。

チエミの母親の共依存の様子をもう少し描いて欲しかったな。
みずほの母親の方があんな目に合ってもおかしくないように感じたわ。

小説でしか成立しない仕掛けには満足だけれど、まずは検査薬を試してから報告しようよ、チエミ・・・。
読後はさすがにホロリときたけれど、よぉく考えるとかなり間の抜けた事件に思えるよ・・・。

初恋ソムリエ/初野晴 ★★★☆☆

廃部寸前の弱小吹奏楽部に所属する穂村チカと上条ハルタ。
吹奏楽部の甲子園「普門館」を目指して日々練習を重ねる二人に、難事件が?
話題作『退出ゲーム』待望の続編!(amazon内容紹介より)


<いまも自分たちの太陽の光を探している>

こちらも面白かったけれど、私は前作の方が笑えたなぁ。
日常の謎というよりも吹奏楽部の成長が軸となっていることを忘れていたので、一話目の「スプリングラフィ」にはガクッときました。
お気に入りは、真相に感動した「アスモデウスの視線」と謎が魅力的だった「初恋ソムリエ」
名越(演劇部)の出番がないことが密かにショックだったり。

初野さんの文章って今までもスラスラとは読めなかったけれど、今回はさらに時間がかかりました。
地の文を端折りすぎなのか、どうもイメージが掴みにくいのです。
真相には満足なのにスッキリしないのはそれが原因かな。
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 2005年8月~

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