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綺譚の島/小島正樹 ★★☆☆☆

風もないのに大木が揺れ、魚たちが大量に死に、海が真っ赤に染まり、
そして土中からは鈴の音が……。
かつての「よそもの殺し」の島に伝わる奇異。
そして繰り返される不可解な島民の連続死に「解答」はあるのか?


うーん・・・なんだかキレ味が鈍くなった?
海老原のはぐらかし方にストレスを感じながらも、謎を撒き散らしている間は楽しめたのですが、最後まで引っ張ったわりに驚いた真相が一つもありませんでした。
トンデモなトリックも今回は小粒で残念。
そして、相変わらずの会話力。
海老原と梶谷の掛け合い、もう少し面白くならないかしら。

僕はお父さんを訴えます/友井羊 ★★★☆☆

何者かによる動物虐待で愛犬・リクを失った中学一年生の向井光一は、同級生の原村沙紗と犯人捜しをはじめる。「ある証拠」から決定的な疑惑を入手した光一は、真相を確かめるため司法浪人の久保敦に相談し、犯人を民事裁判で訴えることに。被告はお父さん―母親を喪った光一にとっての、唯一の家族だった。周囲の戸惑いと反対を押して父親を法廷に引き摺り出した光一だったが、やがて裁判は驚くべき真実に突き当たる!

<リクを抱えた腕を、離してはいけないと思った>

丁寧な展開も好印象だし、光一を支持する登場人物たちも活き活きしていて、とても読みやすかったのですよ。
でも、動物虐待の真相はやりすぎ。
ミステリのためにいろんな描写を省くには真相がシビアすぎてバランスに欠けるという、まさに私の嫌いなパターン。
苦々しい読後感でした。

ヒトコト(真相に触れています)

以下、自分のためのメモ。真相に触れているので、OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
リクがかわいそうで仕方ない。
沙紗がどんなにフォローしても、甘いと思っちゃう。
リクへの虐待の理由に説得力が感じられないのよね。
276ページの真相に一番腹が立った。
彼が極限まで追い詰められて逃げ場のない状態だったのなら、まだ同情したかもしれない。
他人を思いやることができる「余裕」なんて、あって欲しくなかった。

中途半端な密室/東川篤哉 ★★★☆☆

テニスコートで、ナイフで刺された男の死体が発見された。コートには内側から鍵が掛かり、周囲には高さ四メートルの金網が。犯人が内側から鍵をかけ、わざわざ金網をよじのぼって逃げた!?そんなバカな!不可解な事件の真相を、名探偵・十川一人が鮮やかに解明する。(表題作)謎解きの楽しさとゆるーいユーモアがたっぷり詰め込まれた、デビュー作を含む初期傑作五編。

<表紙がよかったんでしょう~>

表題作が、本当にデビュー作?と思うくらい、いい出来でした。
他はあまりパッとせず。
文体は軽妙だけれど、ユーモアは控えめかな。

PK/伊坂幸太郎 ★★★☆☆

その決断が未来を変える。連鎖して、三つの世界を変動させる。こだわりとたくらみに満ちた三中篇を貫く、伊坂幸太郎が見ている未来とは―。未来三部作。

<ああ、そっちのPKね>

また政治家か~とか思ったけれど、鼻に付くほどのメッセージ性は感じられず、ホッとしました。
やっぱり、エンタメに乗せてもらわないと読み辛いのよね。
バタフライ・エフェクトのテーマ、三中篇のリンクや伏線の回収など、伊坂さんっぽさが味わえる作品でした。
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 2005年8月~

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