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ベスト本格ミステリ2012/本格ミステリ作家クラブ・編 ★★★★☆

「オンブタイ」長岡弘樹
結末は大体予想がつくのだけれど、ラスト一行が素晴らしい。
ヒール役がもう少し濃いキャラだった方がスッキリしたかも。
演出のセンスと伏線だらけの作品でした。満足。
「白きを見れば」麻耶雄嵩
麻耶さんにしては真相がシンプルかな。
「著者のことば」を先に読むと、面白味が半減するので注意。
「払ってください」青井夏海
なんだか違和感のある家族だなぁと思っていたら、真相でストンと腑に落ちました。最後まで、この夫の評価は上がらなかったけれど。
「雀の森の異常な夜」東川篤哉
既読。やっぱり発想がいいわぁ。
「密室劇場」貴志祐介
既読。でも再読の方が楽しめたかも。トリックが印象深いです。
「失楽園」柳広司
訪れたことのあるバーが舞台だったので驚きました。
スパイのテクニックは鮮やか。いろんな方法があるもんだなぁ。
「不良品探偵」滝田務雄
この高校生コンビは、新シリーズなのかしら。
相変わらず、普通のミステリだけど、読んでいて楽しいからいいや。
「死刑囚はなぜ殺される」鳥飼否宇
鳥飼作品にしては、途中で真相がキレイに解ってしまいました。
伏線が親切すぎ?でも、この舞台設定には興味あり。
「轢かれる」辻真先
なるほどねぇ、の真相。
最後はもう少し、父親との触れ合いが欲しかったかな。
ドラマチックな割に、アッサリとした読後感でした。

147ヘルツの警鐘/川瀬七緒 ★★★★☆

全焼したアパートから1体の焼死体が発見され、放火殺人事件として捜査が開始された。遺体は焼け焦げ炭化して、解剖に回されることに。その過程で、意外な事実が判明する。被害者の腹腔から大量の蠅の幼虫が発見されたのだ。しかも一部は生きた状態で。手がかりに「虫」が発見されたせいか、法医昆虫学が捜査に導入されることになる。赤堀涼子という学者が早速紹介され、一課の岩楯警部補と鰐川は昆虫学の力を存分に知らされるのだった。

<全部虫たちが教えてくれることなの>

前作の「呪術」よりも、もっと取っつきにくいはずの「虫」がテーマなのですが・・・何なんでしょう、この入り込みやすさは。
腐乱した遺体やその臭いやら(蠢く虫やら!)が事細かく書かれていても、グロさを必要以上に煽らない描写だからか、とっても読みやすいのです。
サプライズを狙ったタイプのミステリではなく、真相解明となると途端に失速するのですが、そこまでのリーダビリティが抜群なので十分満足。
登場人物もいい味を出していて楽しいです。
最近は漫画っぽい大げさなキャラクターに白けることが多いですが、赤堀はまったく鼻につかないという不思議。
そして、恋愛の要素が好みなんですよ。
なんだかガッツいてない感じが好感度高いです。
前作と同じく、本当に「読み終わるのがもったいない作品」でした。
絶対、シリーズ化して欲しい。

星を撃ち落とす/友桐夏 ★★★☆☆

津上有騎、水瀬鮎子、長岡茉歩、そして葉原美雲―四人の女子高生の不安定な対立感情が極限に達したとき、ひとつの悲劇が起きた。傷ついたのは誰で、嘘をついていたのは誰なのか?先行きの見えない展開、反転する構図―禍々しくて華やかな、少女たちの四重奏。

<―だから、私を閉じ込めて。
      ―閉じ込めたままにしておいて>


初の作家さんですがなかなか良かったです。

ストーリーは、散らかっているようで、まとまっているような、不思議な印象。
ミステリというより、心理サスペンスっぽいかな。
奥行はそれほど深くないですが、少女たちを多面的に描くことで、翻弄される心地よさを感じました。
タイトルといい、ところどころ魅力的な表現が見られるのもイイです。
次も読みます。
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 2005年8月~

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