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悪夢の身代金/木下半太 ★★☆☆☆

クリスマス・イヴ、女子高生・知子の目の前でサンタクロースが車に轢かれた!瀕死のサンタは、1億円の入った袋を知子に託す。「僕の代わりに身代金を運んでくれ。娘が殺される」。知子は見知らぬ家族のために疾走するが、有名サッカー選手に眼帯女など、怪しい人物に狙われ、金は次々と別の手に。裏切りが、新たな裏切りを呼び、驚愕の結末へ。

<調子に乗んなや、赤鼻のルドルフ>

うーん、シリアスなプロローグから期待したほどの満足感は得られなかったなぁ。
木下さんとは映画の好みがほぼ同じなので、作風や急展開にワクワクするのですが、だんだんともの足りなさを感じてしまうようになりました。
『悪夢の観覧車』は別格だとしても、『オーシティ』や『東京バッティングセンター』のオチは好みだったのですが。
登場人物の会話も、すっかり味気なくなってしまって・・・。

江神二郎の洞察/有栖川有栖 ★★★☆☆

その人の落とした『虚無への供物』が、英都大学推理小説研究会(EMC)入部のきっかけだった―。大学に入学した一九八八年四月、アリスは、江神二郎との偶然の出会いからEMCに入部する。江神、望月、織田とおなじみの面々が遭遇した奇妙な出来事の数々。望月の下宿でのノート盗難事件を描く「瑠璃荘事件」をはじめ、アリスと江神の大晦日の一夜を活写する「除夜を歩く」など。

<考えもつかないトリックの可能性は、常にある>

「桜川のオフィーリア」「四分間では短すぎる」は既読。
お気に入りは「蕩尽に関する一考察」かな。
この動機は思いつかなかった。
「除夜を歩く」の江神さんのミステリ談義がもうシビアすぎて。
「それを言ってしまっては・・・!」なことばかりで。
でも、確かに有栖川さんのミステリって、ロジカルなんだけれどどこか冷めてるような印象を受けるのよね。

サンブンノイチ/木下半太 ★★☆☆☆

人生の一発逆転を賭けた銀行強盗に成功、営業前のキャバクラハニーバニーに駆け込む3人の小悪党。店長のシュウ、ボーイのコジ、常連の健さん。手に入れた数億円もの大金は、ココで3分の1ずつ分け合うはずだった。取り分を増やすため、かけ引きと騙し合いを始める3人。だが、その金を狙っているのは彼らだけではなかった。ハニーバニーのオーナーで、悪魔のように凶悪な男・破魔翔。裏世界で暗躍する伝説的金貸し・渋柿多見子、通称“川崎の魔女”―。果たして大金は誰の手に!?

<人生、逆転できますか>

騙し合いのストーリーなのですが、二転三転されても「やられた感」がないのですよ。なんだか置いてけぼりにされてるような。
最近では、登場人物の会話がどんどん面白くなくなってるのが残念。
今回も「おい、狼は!」のくだりしか笑えなかったし。
ラストの粋な演出は好みなのですがねぇ。

アヒルキラー/木下半太 ★★★☆☆


レースクイーン、モデル、ダンサー。美女ばかりを狙った連続殺人事件が発生。その顔はズタズタに切り刻まれ、死体の横には必ずアヒルのおもちゃがあった…。世にも残酷な難事件を追ううちに、新米刑事の赤羽健吾と、行動分析課の上司・八重樫育子は、57年前の未解決事件に行きつく。現場に木彫りの家鴨を残したという、娼婦連続殺人事件。はたして両事件に因縁はあるのか?



<より、うつくしいものを・・・より、みにくくしてあげたい>

う~ん。サプライズもあって、ちゃんとしたミステリなんですけどねぇ。
なんだか、こう、優等生っぽく感じてしまって。
これまでの破綻ギリギリのストーリーが恋しくなりました。

なにより、描写不足なのか、惹かれるキャラクターがいないのがとっても残念。
八重樫育子の優秀さも、説得力がイマイチ。
唯一「ジジイ」のキャラは良かったけれど、ジジイの過去の事件って、こんなページを割くほどには大した情報がないので、バネとのエピソードをもっと読んでみたかったかも。
そして、いろんな犯人のいろんな動機がすべて不満。
これまでと違い、ストーリーがまともなので、粗が目立つのですよね。

ラブ・リプレイ/喜多喜久 ★★☆☆☆

東大農学部院生の奈海はバレンタインの朝、想いを寄せている本田の死体を発見する。凶事に茫然自失する奈海の前に現れた“死神”は「過去に戻って愛する者を救う機会を与える」と言う。奈海は本田の死因を突き止め、彼を救うことを決意。しかし、本田が密かに開発していた惚れ薬も絡み、事態は思わぬ方向へ―

<死神にでもなった気分だった>

前作は科学の薀蓄が邪魔に感じたのですが、今回は題名から「ケミストリー」がなくなっているように、ラブストーリーがメインなのでより読みやすくなっています。
でも、これはこれでもの足りなくも感じたり。

キャラクターも文章も好みですが、いつも通りミステリは弱いかな。
10回も繰り返すので、面倒臭さが勝ったかも。
ハラハラドキドキしないというか、てっきり本田を殺した犯人は誰?という展開になるものだとばかり思ってたから。
まぁ、それだとこんな読後感にはならないのでしょうが。

祟り火の一族/小島正樹 ★★★☆☆

殺したはずの女が蘇り、のっぺらぼうが林に立つ。
包帯男に語り聞かせる怪談に興味をもった劇団員の明爽子は、刑事の浜中と探偵の海老原を巻き込んで、捜査に乗り出した。舞台となった廃鉱山では、連続殺人が起きていたと判明。解き明かされる真実から、火に祟られた一族の宿命が浮かび上がる。


<火を厭うほど、呪われる>

今回もトリックが多数仕掛けられています。
初期の頃はそれを贅沢だと感じていたのですが、どんどん強引になっている印象。
とても複雑ですが、驚きの真相が一つもないのが寂しいなぁ。
目撃者の視点からだと、まさに怪異としか思えない現象でも、第三者が冷静に状況を整理すると、大体の真相が見えてしまうのですよね。

でも、キャラクターは良かったです。
浜中は前作から好印象だし、明爽子も煩すぎなくてイイ。
なによりも、終始、海老原のテンションが低めだったのが嬉しいなぁ。
これまでより、かなり読みやすかったです。
次作は海老原の過去にまつわる事件かしら。

幽霊もしらない/山田彩人 ★★☆☆☆

乗り過ごした常磐線の車内で、ふと手にしてしまった詞集。それにはドSな霊が取り憑いていた!?音楽ユニット「ルナティカン」の美人ヴォーカル・広瀬琉奈を名乗る霊は、自分を殺した犯人を捜しなさい、と喚き散らす。確か一ヶ月前に事故死したはずだが…。しぶしぶ彼女のリクエストに応じた入江康輔は、自分での調査に限界を感じ、ある私立探偵に事件の調査を依頼した。戸川涼介という探偵に。

とことん地道な調査が続く上に、主人公と幽霊のキャラが魅力ゼロのため、ページがなかなか進みませんでした。
別にドSの幽霊でもかまわないのですが、調査に非協力的ってところにカチンとくるのですよ。こういうの、もっと巧く処理してほしいなぁ。
主人公が幽霊に取り憑かれて切羽詰っている様子も伝わらないので、このまま放っておいてもいいのでは?とか思ってしまいました。
というか、主人公の存在感も幽霊並みなのですよね(実際、少し疑った)。
台詞端折りすぎでしょう。
ロジックも長すぎます。あれだけ拘っていたアメの真相(想像?)に脱力しました。
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 2005年8月~

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