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今出川ルヴォワール/円居挽 ★★★☆☆

京都・河原町今出川にある妖しき寺・大怨寺で密室殺人が起きる。容疑者とされたのは、龍樹家の若き龍師・御堂達也。彼の処遇をめぐって私的裁判「双龍会」が開かれるが、それは壮絶なサバイバルゲーム「権々会」への序章に過ぎなかった…。ある想いを胸に大怨寺に乗り込む達也。…果て無き騙し合いの勝者とは。

<あの頃なんかもう忘れていいんだよ>

どんどん「双龍会」の存在が薄くなってしまったような。
印象的なロジックは見当たらず、どんでん返しも弱めでした。
前作のようなサプライズを期待すると肩透かしかも。
「鳳」のルール自体は簡単なのに、描写がイメージしにくいのか、終盤の盛り上がりについて行けなかったのも残念。
でも、物語が大きく進展したことについては満足です。
ラブストーリーの部分はもう少し引っ張るのかなーと予想していたので嬉しいなぁ。
まぁ、それ以上にラストの展開が意外でびっくりなのですが。次も絶対読まないと。

0番目の事件簿/メフィスト編集部・編

人気ミステリ作家11人の“デビュー前”原稿!!

有栖川有栖「蒼ざめた星」
法月綸太郎「殺人パントマイム」

あとがきにあるように、当時の方法で発表したら驚いたと思う。
霧舎巧「都筑道夫を読んだ男」
我孫子武丸「フィギュア・フォー」

速水三兄弟の登場だけで満足です!
霞流一「ゴルゴダの密室」
もう少しユーモアがあっても。でも霞さんっぽい。
あとがきが興味深かったなぁ。
高田崇史「バカスヴィル家の犬」
14歳でこういうテイストのミステリって。びっくり。
西澤保彦「虫とり」
多分、デビュー前の作品でも一番読みやすいのは西澤さんだと予想してたんだけれど、今と違ってSFの説明がまったく頭に入ってこなかったわー。

初野晴「14」
伏線が弱いし、東野さんの短編と比べちゃったりもしましたが、読み応えはアリ。
村崎友「富望荘で人が死ぬのだ」
汀こるもの「Judgment」

意外にも(?)一番完成度が高いと感じたのが、こるもの作品。
オチも含めいろいろと曖昧だけど、文章なんてデビュー作よりも読みやすかったわ。
綾辻行人「遠すぎる風景」
やっぱり記憶系。
よく「****」とか使う人だから、「ああ、当時は黒塗りしてたのね~」と深読みしてしまった。

逃走/薬丸岳 ★★☆☆☆

早期解決を確実視された殺人事件。
容疑者の若者は何のために逃げ続けるのか?


う~ん。『死命』でも感じたけれど、何のヒネリもない情報を引っ張りすぎることでガッカリさせられるといいますか。
普通のタイミングで「母の過去にまつわる出来事」が書かれていれば、すぐに真相に辿り着けてしまうプロットなのですよね。
あと一転くらいしてほしかったなぁ。
逃走の理由も、過去の事件の真相も、とっても不自然。
これからはエンタメの路線でいくのかなぁ。

64/横山秀夫 ★★★★☆

警察職員二十六万人、それぞれに持ち場があります。刑事など一握り。大半は光の当たらない縁の下の仕事です。神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。一人ひとりが日々矜持をもって職務を果たさねば、こんなにも巨大な組織が回っていくはずがない。D県警は最大の危機に瀕する。警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある。

<警察は警察だけじゃ真っ当に生きていけないんだ>

久々の横山作品ですが、期待通りの満足感。
前半は組織の複雑な説明が長々と続き、正直、退屈だったのですよね。
どの問題も答えが曖昧なまま終わりそうな予感がしていたので、終盤の怒涛の展開には驚きました。
最近読んだ小説と真相が似ていたのが残念かな。
失踪した娘に対しての夫婦の出した結論が、あまりにも切なく心に沁みます。
あと、珍しく録音された留守電に首をかしげながらも嬉しそうな銘川亮次の描写が印象的でした。

猫柳十一弦の失敗/北山猛邦 ★★☆☆☆

成人するまでに嫁がねば一族を追放する―山に閉ざされた村にある名家・後鑑家のお嬢様に脅迫状が届いた。差出人は戦国時代の姫!?彼女の20歳の誕生日が迫る中、相談を受けた探偵助手学部の君橋と月々が超サプライズな方法で完全解決…したはずなのに、村に残る伝説を調べていた彼らのゼミ教官である女探偵・猫柳十一弦は惨劇が起きると推理。事件を止めるべく村へと急いだ。

<未来の犯人との戦いはきりがない>

前作で感じた不安が的中したといいますか。
いや、タイトルが「失敗」なので、少し期待はしたのですが・・・(この真相にはある意味、やられた)。
「名探偵」だからこそ、事件発生を防ぐことができるわけだし、発動前のトリックが見られるなんてイメージするとゾッとするくらい斬新なのですがねぇ。
どうしても地味になってしまいますよねぇ。
それよりも、猫柳の急激なデレデレっぷりが読み苦しくて。
ここは、猫柳も少しずつクンクンを意識し始める、という普通のパターンで良かったのでは?ラブストーリーの部分だけでも楽しみたかったなぁ。

美少女教授・桐島統子の事件研究録/喜多喜久 ★★☆☆☆

拓也が出会った美少女は、若返り病を発症した日本人女性初ノーベル賞受賞者・桐島統子教授!? 学内で作られた有害ウイルスに挑む!

これまでと変わらず、文章とキャラクターとラブストーリーの要素は好みで、ミステリとしてはパンチ不足でした。
ページ数が多いのに伏線が弱いので、真相が異様に浮いている印象。
「吸血鬼」の正体もいまいち衝撃は受けなかったなぁ。
設定がこんななので、てっきり桐島統子の若返りの原因を突き止めるストーリーだと思ってましたよ。
シリーズ化するのでしょうね。
うーん。読みやすいから読んじゃおうかなぁ。
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 2005年8月~

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