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卯月の雪のレター・レター/相沢沙呼 ★★★☆☆

小袖は読書が好きなおとなしい高校生。法事で祖父のもとを訪ねた際に、従妹から奇妙な質問をされる。「死んだ人から、手紙って来ると思う?」祖父宛に最近届いた手紙は不可解な内容だったが、六年前に亡くなった祖母が昔に書いたもののようだ。それがなぜいまごろになって?誰かの悪戯なの?思い悩んだ小袖は、その手紙の謎をある人物に話すことに…。

<それはなんて絶望だろう>

主人公が女性のノンシリーズだということで、『ココロ・ファインダ』のような良質な短編を期待したのですが・・・う~ん、印象が薄いといいますか、感傷がマンネリといいますか。
ただ、「チョコレートに、躍る指」は傑作で。
それまで背景が見えないまま進むストーリーに少しストレスを感じていたのですが、この作品にはその手法がとても効果的で、イライラが一瞬で切なさに変わりました。
次は、もう少し感傷的な部分を抑えて(でも、そこが上手いんだけどなぁ)、できれば意味のないヘタな関西弁を出さないでもらえればありがたい。

六人目の少女/ドナート・カッリージ ★★★★☆

森のなかで見つかった六本の左腕。それは世間を騒がせる連続少女誘拐事件の被害者たちのものだと判明する。しかし、誘拐された少女は五人だった。六人目の被害者は誰なのか。失踪人捜索のエキスパートであるミーラ・ヴァスケス捜査官は、高名な犯罪学者ゴラン・ガヴィラとともに特別捜査班に加わることになる。だが、警察の懸命の捜査を嘲笑うかのように、犯人は少女の遺体を次々と発見させる。

とにかく面白かったのです。
10ページに1回は新事実に驚くといっても大げさではないくらい、エンタメに徹した作品でした。

本格っぽい流れの中、霊能力者の登場はひどく興ざめでしたが、そのおかげで真相や伏線の回収の期待度が下がったので私にとっては良かったのかも。
ミステリとして読むとどうしても釈然としない部分が残りますね。
遺体の発見時の描写など、後半からはいろいろと雑になっているような気もしたり。
でも、これほどのサービス精神で楽しませてもらえれば十分です。
文章が柔らかくて読みやすいという点も好印象でした。
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 2005年8月~

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