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さえこ照ラス/友井羊 ★★☆☆☆

沖縄本島北部の法テラスに派遣されてきた弁護士・阿礼沙英子。オジィオバァの方言通訳を命じられた事務員の大城を従え、縁もゆかりもない琉球の地で、厄介な民事事件を率直すぎる発言で一刀両断にします!

うーん、これは退屈でした。
前作もそうでしたが、ミステリとしてはどの短編も大した事がないのですよ。
最後に捻ってくるかと期待したのですがねぇ。
沖縄の方言や料理、独特の風習などが詳しく紹介されていて興味深いですが、続編は読まなくてもいいかなぁ。

ザ・ベストミステリーズ2015/日本推理作家協会 ★★★★☆

「許されようとは思いません」芦沢央
動機は好みだけど、少し説得力に欠けるような。
「散る花、咲く花」歌野晶午
既読。
「座敷童と兎と亀と」加納朋子
いい話とシリアスな問題のバランスが絶妙。
「死は朝、羽ばたく」下村敦史
おお!これは気持よく騙された!
「自作自演のミルフィーユ」白河三兎
オチが平凡だったけれど、ロジックは好み。
「雨上がりに傘を差すように」瀬那和章
いい話で終わるはずが、途中で主人公が豹変するシーンがあり、後味がとても悪かった。別人かと思った。
「カレーの女神様」葉真中顕
傑作。ほっこりとはならないけれどね!
「ゆるキャラはなぜ殺される」東川篤哉
面白かったー!マイカちゃんシリーズ化希望!
「十年目のバレンタインデー」東野圭吾
いや、読みやすいのですが、どんだけ昔の作品?という印象。
「ドールズ密室ハウス」堀燐太郎
読みにくかったー。ロジックはいいとして、薀蓄が苦手。
「不可触」両角長彦
謎よりも、ストーリーが面白い。
「ゴブリンシャークの目」若竹七海
なんてシュール!このシリーズ読みたい!

あぶない叔父さん/麻耶雄嵩 ★★★☆☆

犯人はまさか、あの人!? 常識破りの結末に絶句する「探偵のいない」本格ミステリ! 四方を山と海に囲まれ、因習が残る霧ヶ町で次々と発生する奇妙な殺人事件。その謎に挑む高校生の俺は、寺の離れで何でも屋を営む人畜無害な叔父さんに相談する。毎度名推理を働かせ、穏やかに真相を解き明かす叔父さんが最後に口にする「ありえない」犯人とは!

<叔父さんはとことん運が悪いようだ>

「失くした御守」は既読。
これは出オチ感がスゴイといいますか。
一番衝撃的な(というか気持ち悪さが炸裂する)第一話が叔父さんの自己紹介になっていて、その後似たようなオチ(まぁ変化もあるけれど)が続くので、麻耶作品には珍しく退屈に感じました。
これなら連作じゃない方が良かったような。
甥っ子の三角関係や将来の苦悩という青春模様を楽しめばいいのか、おじさんの愛らしい(?)言動に甥っ子が萌えまくる様子を楽しめばいいのか、なんだか中途半端な読後感。
想像していたのと違った。

福家警部補の追及/大倉崇裕 ★★★☆☆

狩秋人は未踏峰チャムガランガへの挑戦を控え、準備に余念がない。勇名を馳せた登山家の父・義之がついに制覇できなかった山である。義之は息子に夢を託して引退、この期に及んで登山隊の後援をやめると言った会社重役を殺害する(「未完の頂上」)。動物をこよなく愛する佐々千尋はペットショップの経営者。血の繋がらない弟は悪徳ブリーダーで、千尋の店が建っている敷地を売ろうとする。そもそも動物虐待の悪行に怒り心頭だった千尋は、弟を亡き者に……(「幸福の代償」)。

ミステリも薄味ですが、楽しみにしている福家警部補の人情エピソードもあまりパッとしなかったような。
「未完の頂上」では、スッと流していたシーンが、終盤に伏線だったことを知って「ああ!」と。
「幸福の代償」は動機にもう一捻りあるのかと思ったのですがねぇ。

絶叫/葉真中顕 ★★★☆☆

平凡な女、鈴木陽子が死んだ。誰にも知られずに何カ月も経って……。猫に喰われた死体となって見つかった女は、どんな人生を辿ってきたのだろうか?社会から棄てられた女が、凶悪な犯罪に手を染め堕ちていく生き地獄、魂の叫びを描く!

<この沼には底がない>

先が気になって一気読み。
『イノセント・デイズ』と同じく「誰かに必要とされたいと願う女」が主人公。
タイトルやあらすじから、理不尽な目に遭い続けるストーリーなのかしらと不安でしたが、早い段階で陽子の強かな生き様が見えてきたので、淡々と読み進めることが出来ました。
伏線が張られた瞬間、オチに気づいてしまったのが残念。
語り手の真相は意外だったけれど、なんだか唐突なような。
題材はどれも現実的だし、プロットもよく練られていて読み応えのある作品なのに、陽子に魅力が乏しいため余韻は浅く、ミステリとしては前作の衝撃の方が上かな、という印象。

イノセント・デイズ/早見和真 ★★★☆☆

放火によって奪われたのは、元恋人の妻とまだ1歳の双子の命。確定死刑囚、田中幸乃の人生は、「不運」と「悪意」が支配していた。「暴力」と「裏切り」も加勢する。だから、なのか?ひとりの男だけが、味方であり続ける。なぜ彼は、彼女を最後まで信じようとしたのか?「整形シンデレラ」とよばれた鬼女。彼女が犯した「罪」、その死刑囚が犯した最大の罪とは。

<私にはあなたが必要なの>

各章タイトルと内容が判決文とリンクしているので読みやすく、先が知りたくてどんどんページが進みました。
ミステリ仕立てですが、特に意外性はないです。
田中幸乃という人間があまり理解できないままだったので、結末の衝撃もなかったなぁ。
ラストで刑務官の願った状況が、伏線が効いていて巧いと感じました。

星読島に星は流れた/久住四季 ★★☆☆☆

天文学者サラ・ディライト・ローウェル博士は、自分の住む孤島で毎年、天体観測の集いを開いていた。それほど天文には興味はないものの、家庭訪問医の加藤盤も参加の申し込みをしたところ、凄まじい倍率をくぐり抜け招待客のひとりとなる。この天体観測の集いへの応募が毎回凄まじい倍率になるのには、ある理由があった。孤島に上陸した招待客たちのあいだに静かな緊張が走るなか、滞在三日目、ひとりが死体となって海に浮かぶ。犯人は、この六人のなかにいる―。

文章は読みやすいし、キャラクターも個性が溢れていて、ストーリー展開も意外性があるのですが・・・何か物足りない。
キャラクターの過去など、もう少し掘り下げてほしかったです。
スケールの大きい舞台のわりに、小じんまりとした真相だなぁという印象。
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 2005年8月~

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