スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

気分は名探偵/我孫子武丸・他 ★★★★☆


6人の作家による犯人当てアンソロジー。  

『ガラスの檻の殺人』 有栖川有栖
やはり、この人のユーモアに満ちた文章は好きだなぁ。
後々考えると一番真っ当な犯人当てだったように思います。
<現場には凶行の湯気が立っていたのだ。>
この言い回しが気に入りました。
『蝶番の問題』 貫井徳郎
貫井作品はまだ3冊ほどしか読んでいないのですが、どうにも空振り感があり、他の作品が手に取れないのですよね。
『被害者は誰?』のようなミステリ集も読後の印象が薄かったので、あまり期待はしていなかったのですが・・・この作品は良かった!
私のとても好きなトリックなんですよね~。
少し見直したかも。
『二つの凶器』 麻耶雄嵩
面白かったけれど、状況が複雑なため、読んでいるだけで疲れてしまいました。
解答編でやっとイメージができて、登場人物の寸分の狂いもない動きに驚くといった有様。
そういや、麻耶作品の中でもタイムテーブルを使ったミステリは苦手だったなぁ。
『十五分間の出来事』 霧舎巧
名前だけはよく目にすると思っていたら、メフィスト賞作家だったのですね。
丁寧なロジックで、一番考える気にさせてくれた作品でした。
初読みの作家さんにしては面白かったなぁ。
『漂流者』 我孫子武丸
驚いた!一番驚いた!
ミステリ読みが思い当たる数々の真相の可能性を、ことごとく消し去ってしまう潔さには脱帽です。
辿りついた結論は、想像を遥かに超えました。お見事!
『ヒュドラ第十の首』 法月綸太郎
確か先日読んだ短編もギリシャ神話絡みだったような気が。
犯人は意外でした~。
でもやっぱり綸太郎は苦手。このキャラは絶対失敗。

巻末には、「謎の著者座談会」という嬉しいオマケが。
まず6人が並んで映っている写真が載っているのですが、その中の4人は以前に著者近影を拝見したことがあるので判別可能でした。
しかし、霧舎さんはともかく、我孫子さんの顔を知らないことに気付いてショック!
ほとんどの作品を読んでいるのに・・・不覚。
おかげでパリッとネクタイ姿の人物を我孫子さんと見当をつけたところ、実はその隣の髪がボサボサで微妙な柄のシャツを羽織った人物だと知って更にショック!!
こんな(全ての意味で)スゴイ人物だったとは・・・。
これまでの作品のイメージが・・・ラブストーリーが・・・。

作家陣が豪華なのでハードルも高いだろうとは予想してましたが、それ以上の内容の濃さだったと思います。
犯人当てはさっぱりでしたが、オマケも含め、堪能できて幸せでした!
最新記事
検索フォーム
記事一覧

 2005年8月~

カテゴリ
プロフィール

めみ

Author:めみ
FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。