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福家警部補の挨拶/大倉崇裕 ★★★☆☆


『最後の一冊』・・・犯人・私設図書館の女性館長
『オッカムの剃刀』・・・犯人・復顔術に秀でた科警研OB
『愛情のシナリオ』・・・犯人・海千山千の女優
『月の雫』・・・犯人・日本酒醸会社の社長


いきなりネタバレ?・・・ではなく、これは叙述ミステリ。
刑事コロンボや古畑任三郎の手法で、古家警部補が犯人を追い詰めるのです。
どちらも私の大好きなドラマですし、同じ形式の小説を読むのは初めてなのでとても新鮮でした!
(大倉さんはコロンボの大ファンで、ノベライゼーションにも挑戦しているそうです。)

最初に犯人が事件を起こす様子が描かれていて、その後福家警部補の捜査が始まる。
犯人にうんざりされながらも何度も話を聞きに訪れる方法といい、全てがコロンボそのものです。

プロットもとても良く出来ています。
偶然に頼りすぎている点が気になりましたが、予想外の方向から導き出される証拠や動機には驚かされました。
特に『オッカムの剃刀』のラストなんてため息モノです。美しい!

ただ、福家警部補にコロンボや古畑任三郎のような魅力が感じられないのが残念。
映画が好きでお酒に強いのと外見がひどく幼いという特徴はあるのですが、全ての言動が機械的なんですよね。
出会う人全てに『刑事さんには見えない』と評されるのも少々しつこい。

これがシリーズ1作目だということですし、とりあえず次回作も読んでみます。
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 2005年8月~

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