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仮面幻双曲/大山誠一郎 ★★★★☆

昭和22年、東京で私立探偵事務所を営む川宮兄妹は、滋賀県の名家・占部家から依頼を受ける。
主が失踪した弟に命を狙われているというのだ。
その弟は失踪後、整形手術で顔を変え、その医師を殺害して逃走したという。
兄妹の護衛も虚しく、無残な死体となって発見される主。
犯人は弟なのか?弟は一体どの人物なのか?
そして、第2の殺人が・・・!


これこそ、エレガントなロジック!
やはりこの著者は素晴らしいパズラーです。

謎解きに至るまでがひたすら退屈だと評判の本書。
確かに地味な展開ですし、盛り上がりにも欠けているのですが、それほど気になりませんでした。
何気ない描写も全て伏線かもしれない、と身構えていたからかな?

ただ、当時にしては会話がミスマッチだったり、雰囲気が出ていないという違和感はありました。
そういえば、前作もキャラクターや筆致がぎこちなく読みにくかった覚えが。
しかし、前回と同様、こんな真相を持ってこられたら満足ですよ。

超斬新なトリックと特に目新しくないトリックの両方を組み合わせたとても贅沢な構成。
とても簡潔なのに、イメージするとその隙の無さに再度驚かされます。
伏線は丁寧すぎてあからさまなのですが、スマートで説得力のあるロジックに感動しました。
(唯一、重大なヒントを得た新聞記事の件は早めに手を打つことができたと思うので残念・・・。)

信じて疑わなかったものが覆されるという快感を久しぶりに味わいました。
まだこんなトリックがあったとは・・・。
これまた、冒頭が巧いのですよね~。
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 2005年8月~

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