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厭魅の如き憑くもの/三津田信三 ★★★★☆


憑き物筋の「黒の家」と「白の家」の対立、「神隠しに遭った」ように消える子供たち、生霊を見て憑かれたと病む少女、厭魅が出たと噂する村人たち、死んだ姉が還って来たと怯える妹、忌み山を侵し恐怖の体験をした少年、得体の知れぬ何かに尾けられる巫女・・・。
そして「僕」が遭遇した恐るべき怪死を遂げてゆく人々と謎の数々・・・。(あらすじより)


とある昭和の時代、2つの旧家・谺呀治家と神櫛家が舞台となります。
複雑な相関図、その確執と因習などまさに横溝風。
おどろおどろしい雰囲気が漂っていますが、ホラーの描写自体はそれほど怖くも気持ち悪くもなく、ホッとするのと同時に拍子抜けしました。

いたるところ、怪奇現象についての薀蓄が盛りだくさん。
前作『シェルター 終末の殺人』では、ミステリ映画がテーマだったので少しは興味がありましたが・・・今回はうるさかったです。
作風なので仕方ないのでしょうが・・・。
斜め読みしても真相に全く影響が無いし、事件はなかなか起こらないし。
全編、なぜか文章が頭にスッと入ってこなくて、何度も読み直しが必要でした。
事件現場の状況もイメージが浮びにくく、推理する気が失せてしまい、黙々とページを進めるのみ。

でも、謎解きの段階に入って、この作品がなぜ評価が高いのかが判りました。
二転三転する真相に驚きの連続!
「やられた!」と思ったロジックが惜しげもなく覆されてしまうのです。
(それとも、じっくり読んでいれば気付いたのか?)
伏線の巧妙さに何度も唸ってしまいました。

最後まで投げずに読んで良かったと思いますが、中盤までの退屈さは何とかならないものかなぁ。
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 2005年8月~

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