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神様ゲーム/麻耶雄嵩 ★★★★★

ぼく、黒沢芳雄は小学4年生。同じ町内同士の仲間で結成されている探偵団のメンバーだ。最近、ぼくの住んでいる神降市で野良猫連続殺害事件が発生。クラスメイトのミチルちゃんが可愛がっていた猫が被害に遭ってしまう。そんな時、転校生の鈴木君から「自分は神様で猫殺しの犯人も知っている」と聞かされる。半信半疑のまま、ぼくは鈴木君の<神様ごっこ>に付き合うことになるのだが・・・。

麻耶さんは初期の作品で一旦沈んだ気持ちにさせられて、その後『鴉』や『蛍』で惚れ直してしまった作家さんです。
この作品は手に取る前に「すこぶる後味が悪い」とか「子どもは絶対トラウマになる」など評判を聞いていました。
心積もりはしていたので、そんなにも憂鬱にはならなかったです。
子ども向けの作品でも、麻耶さんが書くとこうなってしまうでしょう。

主人公の男の子は親友と探偵団との板挟みになっても、それぞれの「掟」を守るようなとても芯の通った良い子です。
だからこそ<神様>の告げる「事実」にショックを受け、それを最後まで引きずってしまう姿がとても痛々しい。
そのくらい<神様>の言葉は残酷です。
猫殺しの犯人を罠にかける作戦を考えついた次の日、秘密基地で新たな事件が起きます。
そして一つ目の「天誅」。
これはさすがに絶句しました。
何もそんな目に遭わさなくったって・・・。
そしてラストでは座ってたバランスボールごとひっくり返りそうになりました。
さすが、麻耶さん!
完読後、また読み返す作業が必要です。

真相がわかると、主人公と両親との関係の設定(または必然性)や、事件のトリックに納得することができ、やはり計算されているなぁと感心しました。
(私なりの解釈なので、正しいかどうかは別なのですが。)

ふと気が付いたのですが、目次が「死」を中心に回文?のようになってます。
何かの暗示なのかしら・・・?
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 2005年8月~

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