スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ザ・ベストミステリーズ2006/日本推理作家協会編 ★★☆☆☆


新しい作家さんを発見できるのでアンソロジーを好んで読む私ですが、こんなに連作集からの作品ばかりだとかえって白けてしまいます。
きっと、単独よりも連作として読んだ方が楽しめる作品が多いと思われるので、評価が低くなってしまいました。
あと、旬の魅力的な作家陣なので興味がありましたが、ミステリとしてのオチが弱い作品が目立ちました。

『独白するユニバーサル横メルカトル』平山夢明
<第59回短編部門受賞作>

グロ満載の作品を書かれるということで、全く読む気のしなかった作家さん。
でも本書はそうでもなかったなぁ。
「地図の独白形式」という発想に笑ってしまいました。
でもこれが受賞作?
『影屋の告白』明川哲也
この著者は「叫ぶ詩人の会」のドリアン助川さんだそうです。
名前だけは聞いたことがあるのだけれど・・・。
迫力はありますが、ストーリーとしては平凡かな。
『マザー、ロックンロール、ファーザー』古川日出男
本書の中で唯一読み飛ばした作品。
著名な作家さんなので作品を読んでみたかったのに・・・この雰囲気は苦手でした。
『挑発する赤』田中啓文
このシリーズは読みやすくて好きです。
『砕けちる褐色』とヒール役がかぶっているのが気になりますが。
『死神対老女』伊坂幸太郎
『死神の精度』からの一編。
連作として読んだ方が楽しめます。
『鬼無里』北森鴻
地味だし犯人もすぐに分かってしまうのですが、伝承民俗学の視点で、過去と現在の謎を解き明かすという手法は見事でした。
『流れ星のつくり方』道尾秀介
<第59回短編部門候補作>

文句なしの秀作。
『バスジャック』三崎亜記
<第59回短編部門候補作>

やっと本書を読んだ甲斐がありました。
有名な作品ですが、ミステリだと思っていなかったのです。
発想は東野さんの短編っぽいのですが、この展開には驚いた!
『Rのつく月には気をつけよう』石持浅海
貝類の苦手な私には、「生ガキパーティー」の楽しさが伝わりませんでした。
石持作品にしては、納得できるロジックで後味も良かったのが意外かな。
『白雨』連城三紀彦
連城さんは大御所なのにトリッキーな作品を書かれるので侮れません。
でも今回は少し強引だったかな?
相変わらず、感情の表現が素晴らしく、うっとり。
『シャルロットだけはぼくのもの』米澤穂信
だ~か~ら~、なぜ連作集からなのか。
でも、ロジックはなかなかしっかりしています。
思わずケーキ屋にシャルロットを探しに行きたくなりました。
『壊れた少女を拾ったので』遠藤徹
<第59回短編部門候補作>

とても気になってた作家さんだけれど、もう読むことはないでしょう。
雰囲気は小林泰三作品に似ているかな~と思っていたのですが、オチもプロットも、この設定を活かせてないと感じました。
グロ描写も小林作品のようなどんでん返しがあれば気にならないのですが・・・これは無理。
『糸織草紙』森谷明子
最後まで雰囲気についていけませんでした。
これも連作集だと世界に浸れたのかもしれませんが。
『克美さんがいる』あせごのまん
<第59回短編部門候補作>

すごいペンネーム!
最初からオチが読めるものの、壊れていく人間の描写が生々しくて好みです。
最新記事
検索フォーム
記事一覧

 2005年8月~

カテゴリ
プロフィール

めみ

Author:めみ
FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。