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ヒート アイランド/垣根涼介 ★★★★☆


渋谷を根城にファイトパーティーを主宰し、トップにのし上がったストリートギャング『雅』。頭(ヘッド)のアキとカオルは、ある日仲間が持ち帰った大金を見て驚愕する。その金は、ヤクザが経営する非合法カジノから、3人組の男たちが強奪したものだった。金の行方を追う強奪犯とヤクザ。絶体絶命の状況を脱するためにアキとカオルが立てた作戦とは。

<からりと晴れた気持ち。死ぬ前の狂気。
           それで充分、報われた気になった>


『午前三時のルースター』が意外にもサクッと読めてしまったので、そのまま2作目へ。面白かった~。
これはぜひ映像化して欲しいです。

特に興味を惹くテーマではないのに、読み始めると作品全体に漂う「格好良さ」に痺れてしまいます。
男たちの生き方がとても魅力的なのです。
アキもカオルもストリートギャング特有の派手さはなく、アキの親思いの一面やカオルの潔癖さなどに好感が持てます。そして2人とも頭が良い。
カオルがヤクザ相手に啖呵をきるシーンはスカッとしました。
アキたちのグループだけでなく、強奪犯の柿沢と桃井の側からもストーリーが進むので、こちらにも肩入れせずにはいられません。
銃撃戦では「どっちも死なないで~」と祈りました。

こちらが嫌悪感を抱くような悪人が登場しないのも、爽快に読めるポイントですね。
『ワイルド・ソウル』の復讐方法でも感じましたが、ヤクザや強奪犯との駆け引きにもっと目新しさがあれば良かったかな。
エピローグは不要に感じましたが、これから始まるアキの物語に期待が高まります。
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 2005年8月~

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