スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

赤い指/東野圭吾 ★★★☆☆


この家には、隠されている真実がある。
それはこの家の中で、彼等自身によって明かされなければならない・・・。
犯罪を超えたその先に、本当の闇がある。
2日間の悪夢と、孤独な愛情の物語。


<捨ててきて>

こんなダメ家庭って意外と多いのではないかという不安で一杯に。しんどい読書でした。

認知症介護、嫁姑問題、少年犯罪。
深刻なテーマを絡ませますが、その中心となるのは家族愛です。
罪を犯した息子を守るために、家族が下した愚かな決断。

少年犯罪の扱いが小さいと感じたのですが、そこが問題ではないのですね。
もし直巳が殺害したのが大人だったならば、このような選択以外にも方法があったでしょう。
東野さんは「条件」をつけるのが本当に巧い。
二転三転する真相が少しパンチ不足でした。
なぜか次々と著者の意図が読めてしまい、結末に近づくにつれて冷めてしまうという残念な結果に。
私としては、主人公がここまで虫唾の走るキャラだと「あ~清々した!」という感想しか出てこないのですよね。
もう1つ気になるのが、加賀さん側の親子愛。
加賀さんの父親って『眠りの森』の筆談でしか記憶にないのですが、とても不仲だったような・・・。
なぜこのラストに結びつくのか、唐突すぎて戸惑いました。
以前短編として発表した作品を長編に書き直したとのこと。
確かに『嘘をもうひとつだけ』の一編だとしても違和感がないかな。
なんだか、もう少し描き込んで欲しいような、逆に短編の方がスッキリしてたかも、という中途半端な印象を受けました。
最新記事
検索フォーム
記事一覧

 2005年8月~

カテゴリ
プロフィール

めみ

Author:めみ
FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。