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夏の魔法/北國浩二 ★★★★☆

9年前に早老症の一種である「ケルトナー症候群」と診断された夏希。22歳の今、外見はすっかり老婆となり末期がんと診断された。これが最後の夏になるなら、中学の夏、初恋の男の子と過ごしたあの懐かしい島で死期を迎えたい。そこで偶然再会した初恋の相手・ヒロ。彼は目の前の相手が本人だと気づかないまま、彼女に夏希がどれほど大切な存在だったかを語る。夏希は彼のその記憶を壊したくないため、自分の正体を明かせない。そして、ヒロの隣には活発で明るい美女・沙耶がいた。

<コレガワタシ、コレガワタシ、コレガワタシ・・・>

すごい作品です。

島の美しさやイルカとのふれ合い、その日々の中で何度も胸によぎる嫉妬や羨望。
かつての自分が持っていた若さ、明るさ、美しさ。
10年かけて諦めたものを、まざまざと見せつけられる辛さ。
この夏希の心理描写が抜群で、つい感情移入してしまいます。
とても苦しいのに、読むのをやめられない。
グイグイ引っ張られてしまう。すごい。
真相はある程度予想していたのですが、全く違う方向からガツンときました。
仕方のないこととはいえ、とても残酷な結末です。

ほぼ満足なのですが、おそらく著者の狙いとは別なところで、不快に感じる点が多かったのが残念。
評価は星4.5です。
これは、再読すると本当にキツイ。
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 2005年8月~

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