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片眼の猿/道尾秀介 ★★★★☆

「音」に関する特技を持っている私立探偵・三梨。
この特技を使い、産業スパイの調査を始めるも、殺人事件に巻き込まれてしまい・・・?


<なあ、猿がつぶした右眼は、何だったと思う?>

まず、冒頭の「どうして犬は」でドン引き。
このネタもやっぱり使うのかい、と。
でも、そこからの物語の展開は見事でした。

帯は確かに大げさだけれど、「100%見抜くのは不可能でしょう」の惹句は的確でした。
あからさまな伏線といい、冴えない殺人事件といい、90%くらいは容易に予想できる範囲のミステリです。
おかげで、終盤までは信じられないくらい退屈でした。
でも、著者が一番隠したくて、一番伝えたかったのは、ラストの真相だったのですね。
これ1つで、それまでの見方や感じ方がガラリと変わってしまい、驚きと同時に何とも言えない気持ちになりました。
真相は中盤でちゃんと記述されているにも関わらず、勝手に騙されてしまったのです。
(前もって「どうして犬は」を単品で読んでいた方が騙されやすいのではないかな。)
読書中と読後の私のテンションの差は大きかったです。
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 2005年8月~

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