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敗北への凱旋/連城三紀彦 ★★★☆☆

終戦後まもないクリスマスイブ、安宿で片腕の男の死体が見つかった。
容疑者の中国人女性・玲蘭は彼の情婦をも殺し、自らも身を投げる。
痴情のもつれと見られた事件の背後には、恐るべき陰謀と愛の悲劇が隠されていた。
男が残した美しい旋律を手がかりに、戦争に翻弄された男女の数奇な運命が今、明かされる!(本書あらすじより)


<私の戦争はまだ終わってはいなかったのです>

綾辻・有栖川復刊セレクション。
1983年の作品です。

ただ上品なだけではなく、大胆でトリッキーな展開が待ち受けていて、そこに強烈な魅力を感じる連城ミステリ。
今回も、美しくてとても哀しい人間ドラマに、胸が打たれました。

いわゆる暗号ミステリなのですが、解くには特殊な知識が必要だし、ストーリーも強引な展開が多いのが気になります。
でも、真相のスケールの大きさにはド肝を抜かれました。
最初こそ驚きましたが、あとでじわじわ。
単なる奇想では済まされない迫力があります。

片腕の男・寺田の部下だった山田が、ある女性に旋律を伝えるシーンに感動しました。
米澤穂信さんの解説が、熱くて良いです。
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 2005年8月~

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