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木洩れ日に泳ぐ魚/恩田陸 ★★★★☆


<木洩れ日が綺麗。ここはまるで海の底みたい。>

とても切ないストーリー。
私は、恩田さんの恋愛観にかなり共感できるのです。
大好きな『ライオンハート』を超えました。

2人の「謎」の応酬にハラハラドキドキ。
先がまったく読めないし、謎はどんどん増えていくし。
恋愛が絡んで、もうスリルたっぷり。修羅場の連続。
後半のあまりの展開に、ぎぇ~っと驚愕したり。
そして、終盤、ある真相が判明した時の彼女の心の変化が絶妙なんですよね。
巧い。巧すぎるよ、恩田さん。

想像だけで解決してしまう謎に少々戸惑いましたが、過去からの解放をイメージさせるラストシーンはとても綺麗でスッとしました。
以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
千浩と千明が恋人同士ではなく、双子のきょうだいだった、というサプライズにやられました。
転落死した男が2人の父親だった、という事実と同時に明かされるのがいい。

きょうだいなのに、愛してしまった。
その事実に苦しむ千明が、実はきょうだいではなくいとこだったと判った途端、千浩への愛が冷めるあたり、驚きと同時に「わかる!!」と感じました。
せっかく障害がなくなったのに・・・。
人の気持ちって複雑なんですよね。

千明が想像する父親の死の真相は、少々蛇足気味かも。
いとことの入れ替わりという真相が衝撃すぎて、すっかり忘れてしまってたよ。
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 2005年8月~

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