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Rのつく月には気をつけよう/石持浅海 ★★★☆☆

夏美、長江、熊井は学生時代からの飲み友達。
社会人になった現在でも、機会があれば集まって飲んでいる。
そして、毎回、誰かの友達をゲストとして招き、目新しい話題などで盛り上がるのだ。
主に、ゲストの悩みを解決したり、謎の真相を見抜くのは、悪魔が裸足で逃げだすほどの頭脳を持つ長江。
小粋なミステリー連作短編集。


また出ました。石持作品でおなじみの「優秀な頭脳の持ち主」!!
もう鼻につくどころの問題じゃなくて、最初から最後までイライライライラ・・・。

表題作はアンソロジーで読んでました。
このタイトルは「カキを食べるのはRのつく月にしろ」という意味。
12ヶ月を英文で表記すると、9月から翌年の4月までの綴りにRがつく。
カキはそんな涼しい時期に食べると安全だよ、という先人の知恵とのこと。
いや~全く知りませんでした。貝類は苦手なのです。

各話にお酒と肴が出てきます。
ごく普通の肴が多いですが、そば粉のパンケーキは美味しそう。
ブランデーと合わせてみたいなぁ。
不思議に感じたのは、第2話。
ゲストがチキンラーメンを肴に飲むと聞いて、夏美たち3人が驚くのですが、
「ベビースターラーメン」が存在する限り、そこまで意外なことじゃないと思うんだけど・・・。
確かに味は濃いだろうけど・・・。

とにかく、毎回招いたゲストがふと洩らした言葉から、揚げ足を取るかの勢いで、根掘り葉掘り聞き出す行為は、あまり趣味が良いとは思えない。
この飲み会、参加したくないわぁ~。
なんでそこまで気にする??と疑問なほど、ささいな一言なんですよ。
いくら日常の謎ミステリだからと言っても、規模小さすぎ。
そのくせ、「○○(ゲスト)くんは、難しく考えすぎだよ。すべての行動に意味やメッセージが含まれていると考えていては、相手が気の毒だ。(by長江)」って。オイオイ。

優秀な長江が気に入らないのではなく、「優秀だ~優秀だ~」と幾度も褒め称える文章が鬱陶しいのですよね。
腹を立てつつ読み進めるも、推理はいたってシンプルかつ強引だし、あまり面白くない。
久々に途中で断念しそうになりました。

でも、最終話で思わぬ大仕掛けが炸裂!
いや、びっくりした!!
他のサイトでは、「非常に解り易い。バレバレ。」とあるので、引っ掛かったのは私だけ??
かなりの衝撃でした。
ラスト一行も気が利いていて、読後感はとても良かったです。
最後まで読んで良かった!
以下、真相に触れています。OKな方は反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
熊井がまさか女性だったなんて。
男2人に女1人の、しかも家での飲み会はさすがに不自然だと思ったけど・・・。
健太も変だと思わないのかな~とも、思ってたけど・・・。

きっとアンソロジーで1話だけ読んでたから、先入観があったのですよね。
健太が「熊井さん、あなたのような女性です。」って言い出した時も、
ええっ!!同性愛!?と、そこまで信じていたのに・・・。
最終話で長江がマンションを引き払うのも、結婚したからなのね。
狭い~狭い~って言われてたもんね。
てっきり、夏美と長江が良い感じになるもんだと思っていて、健太が登場した時は、
どうなるんだと心配しましたが、こういうことだったのか~。
満足、満足。
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 2005年8月~

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