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ランボー・クラブ/岸田るり子 ★★★☆☆

フランス語など習ったこともない不登校中学生の僕が、なぜ、サイト<ランボー・クラブ>のトップページに掲げられたフランス語の詩を読めるのだろうか?僕はいったい誰なのか?
ある日、そのランボーの詩が書き換えられ、その詩が暗示する殺人事件が…。色覚障害の少年をめぐる事件の驚くべき真相。
鮎川哲也賞受賞作家が贈る渾身の本格ミステリ。(本書あらすじより)


<教えてください。僕のルーツを>

自分が何者なのかを突き止めたいと願う中学生・菊巳と、妻と息子捜しを依頼された女探偵の物語が交互に進んでいきます。

最初は、主人公の”ありえない記憶”に対して、歌野晶午さんの『ブードゥー・チャイルド』のようなワクワク感があったのですが・・・う~ん、そこまで魅力的な謎ではなかったかな。
つまらない訳ではないのに、読み終わるのにとても時間がかかってしまいました。

とにかく、伏線が乏しいので、真相解明がダラダラと長き、驚きも少ないです。
ネットの予告殺人や密室殺人も小道具としては弱く、無理矢理ミステリにしちゃったような印象を受けました。
以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
終盤のまるで冗談のような展開に驚きました。
条次があんなに聡明なのに、母親も義父も何の説明もせずに、山小屋に拉致って・・・。
誰でも逃げ出すわ。いくらミスリーディングでも酷すぎる。
そして、犯人と探偵との対決。
ここへきて、安っぽく豹変する犯人に、笑ってしまいました。
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 2005年8月~

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