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鼻/曽根圭介 ★★★★☆

人間たちは、テングとブタに二分されている。
鼻を持つテングはブタに迫害され、殺され続けている。
外科医の「私」は、テングたちを救うべく、違法とされるブタへの転換手術を決意する。
一方、自己臭症に悩む刑事の「俺」は、二人の少女の行方不明事件を捜査している。
そのさなか、因縁の男と再会することになるが・・・・・・。
日本ホラー小説大賞短編賞受賞作「鼻」他二編を収録。


<こんな価値のない人を助けても、意味ないですよ>

『世にも奇妙な物語』が大好きな私には、たまらない設定です。
(それでも、平山夢明さんの作品はどうしても読めませんが。)

「暴落」では、「人間の価値」を「株」に例えていて、現在、株取引に使われる用語がそのまま出てくるのがユニーク。
話が進むにつれ、その着眼点に驚かされますが、オチが予想通りだったのが残念かな。
「受難」の不条理っぷりと、何とも言えない終わり方も好み。
そして「鼻」
深読みするとつまらないだろうと思って、心を無にして読んでいたら、なんと一番重要な真相をスルーしてました。
解説を読んで、「ああ!」と驚くマヌケぶり。
う~ん、でも、上手くできてます。感心。

経歴でまたビックリ。
発想といい、「ひょこたん」といい、著者は20代前半くらいだと思っていたので意外でした。
以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
「暴落」・・・まさか「イン・タム」がそんな略語だったとは・・・。
外国の広告会社でそういう商法があることは知っていましたが、取り入れるのがスゴイ。
主人公が最後まで見せる執着ぶりが哀れ。
そして「受難」の、ひょこたんの電波っぷり、好きです。
「鼻」は、表紙イラストがポイントなんですよね。
一方がゴシック体で2つの物語が進む構成だとか、折原作品のジャンルだとは気付きましたが、日比野が通り魔に何をされたのか、そして自分の娘に何をしたのか、ここにピンとこないなんて・・・うう、バカバカ~。
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 2005年8月~

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