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猫と針/恩田陸 ★★★☆☆


友人の葬式の帰り、久々に学生時代の仲間が集まった。噂によれば、仲間たちはみな、何らかの個人的事情を抱えているらしい。一見なごやかな宴だが、それぞれが諸事情で少しずつ席を外す間、残った人間は様々に憶測を巡らし、不在の人物について語り合う。やがて漂う不穏な空気・・・。噂はどこまで本当なのか?
そして、この集まりの本当の意図とは?(帯より)


<人は、その場にいない人の話をする>

『猫と針』は、2007年に「演劇集団キャラメルボックス」のために書き下ろした、初の戯曲とのこと。
本書は、その台本を基に単行本化したものなので、ほぼ登場人物の会話だけで物語が進みます。

少人数の密室劇という恩田作品でよく見られるテーマで、『中庭の出来事』と『木洩れ日に泳ぐ魚』を足したような雰囲気。
テンポが良く、読んでいる間は面白いのだけれど、少々インパクトに欠けるかな。
とても短いし、小説としては物足りないというのが正直な感想です。
でも、5人の登場人物がそれぞれ抱えている事情や状況が次々と明らかになる様子はスリリングで、芝居では見応えがありそう。

恩田作品は、そのままでも舞台化できそうなイメージがあったのですが、あとがきに、小説と戯曲は全く違い、とても苦労したと書いてあって、意外でした。
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 2005年8月~

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