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不思議の足跡/伊坂幸太郎・他 ★★★☆☆

小説短編集は売れないと言われる。複数作家によるアンソロジーとなると、さらに敬遠されがちになるのが実情だ。かく言う筆者も、どうせ読むならドシンと重たい長編を、と思ってしまう。が、ご存知だろうか?世に傑作と謳われる映画の多くは、短編小説を原作としている事実を。発想と構成という点において、作り手が投入するエネルギーは長編も短編も変わらないのだということを。本書に収録された玉編の中に、十年後の伝説が潜んでいる可能性は十分にある。決めるのは時間、確かめるのはあなただ。

<それじゃあ、おも、面白くない>

伊坂作品も石持作品も恩田作品も既読だったのが残念。

「暴君」桜庭一樹
『砂糖菓子~』と同じ世界が舞台だということで、桜庭さんの「あたし」系の作品が合わない私にはやっぱり理解不能だった。
感受性が違うんだろうなぁ。
「隠されていたもの」柴田よしき
最近『世にも奇妙な物語』で映像化されてたような。
ゴミを集める行為の解釈が面白く、静かな狂気が漂うラストも良かった。
「東京しあわせクラブ」朱川湊人
最初は悪趣味な集いにゾッとしたけれど、レシートのエピソードが面白く、オチも気が利いていて楽しめた。
「八百万」畠中恵
同じ江戸が舞台で、人間以外のキャラが活躍するのに、しゃばけシリーズではないという著者の意図が解らない。
しゃばけシリーズも、ストーリーは平凡なものが多いので、他のシリーズまで読みたいとは思わない。
「オペランドの肖像」平山夢明
恐る恐る読んだけれど、グロ美しさが光る逸品で、徹底的に救いのないラスト一文まで、すっかり好みだった。
でも、これはまだまだ軽い方なんだろうなぁと思い、短編集には手が出せない。
「箱詰めの文字」道尾秀介 
読み始めと読後の印象が全然違うのは見事だったけれど、どこか物足りなかった。
「流れ星のつくり方」のようなサプライズを期待してしまったからかな。
「チヨ子」宮部みゆき
ユーモア一杯の優しい雰囲気で、一番読みやすかった。
やっぱり、宮部さんはこういうのが良いなぁ。
「Do you love me?」米澤穂信
これは新シリーズなのかな?
今まで苦手なキャラが多かったけれど、この主人公は気に入った!
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 2005年8月~

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