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絶海/恩田陸・他 ★★★☆☆


「絶海の密室」に挑んだ4つのアンソロジー。

『puzzle』 恩田陸
無人島にある廃墟での三人の異様な死因。
関根ファミリーの長男、春が主人公です。
冒頭の、何のつながりもない新聞記事が並べられているだけで、なんだかワクワク感が。
春の荒唐無稽な連想から、少しずつ真相に近づいていくあたりは、細かな伏線に「なるほど~」とうなされました。
何といっても、無人島に集まる理由に一番驚かされました。
虚無感が漂ってます。
でも、てっきり死体が発見された「場所」も謎の一部だと思っていたので、少し拍子抜けかな。映画館は。
『生存者、一名』 歌野晶午
この中で一番「本格」していたのではないでしょうか。
でも、登場人物全員が性格に問題があり、読んでいてイライラしてしまいました。
時々挿入される新聞記事が、話をとても面白くしています。
最後まで謎を残しておく手法も巧いと感じました。
『なつこ、孤島に囚われ。』 西澤保彦
西澤さんはこういうR指定まがいの作品は、俄然力の入れようが違います。
男性が書いてると知ってるから、余計に気持ち悪いのかしら。
完全なナナメ読みだったので、内容が頭に入りませんでした。
「神のロジック・人間のマジック」はすごく好きなのに・・・。
『この島でいちばん高いところ』 近藤史恵 
一番読み易かったです。ミステリではないのですが。
不条理に殺人鬼に襲われるストーリーは、岡嶋二人さんの「クリスマス・イブ」に似てます。
高校生の女の子たちの、相手に対する感情や思いやる気持ちが痛いほど伝わってきました。特にユンジャ。
韓国籍である自分の名前を「響きが良い」と言ってくれた友達のために、一人戦いに行く姿は感動的でした。
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 2005年8月~

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