スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

狐火の家/貴志祐介 ★★★★☆


『硝子のハンマー』から4年。
弁護士・純子&防犯探偵・榎本、堂々のカムバック。
ますますヒートアップ!
ちょっぴりファニーなコンビが4つの密室に挑む傑作ミステリ。(帯より)


<また、密室>

『硝子のハンマー』の印象がとにかく薄いので、あまり期待せずに読み始めましたが、これはいい!私好みのミステリでした。

「狐火の家」
主人公が帰宅すると、娘が殺害されていた。現場は密室としか考えられない状況で、榎本が導き出した真相とは?

2つ目の殺人は少々強引に感じましたが、ロジックがとても丁寧で、真相解明にはワクワクしました。
「黒い牙」
愛するペットに襲われ死亡した男性の妻に、ペットを引き取ると主張する男性の友人。2人の仲裁に入った純子だが、男性の死に疑問を抱き・・・?

アレがもんのすごく苦手な私としては、読み進めるのが本当~に大変でしたが、ラストで不覚にも切なくなってしまいました。
「盤端の迷宮」
ホテルの一室で殺害された棋士。部屋は鍵だけでなく、チェーンまでかけられていた。警察に協力することになった榎本は、部屋に置いてあった将棋盤に注目する。

「なぜチェーンをかけたのか」という謎の真相が好みでした。
「犬のみぞ知る Dog knows」
知り合いの劇団員に相談され、座長の殺人事件を調べることになった純子。容疑者はその劇団員を除いて2人。しかし、座長は犬を飼っていて、1人は犬アレルギー、もう1人は犬と対面すると吠え立てられる。そして、事件当夜、犬の吠える声は聞こえなかったらしい。

この作品だけ、異様にシュールな雰囲気で、もう笑った、笑った。
事件は小粒ですが、登場人物の会話が楽しいです。

純子と榎本のコンビがとっても愉快。
このシリーズが楽しみになりました!
以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
「密室」がテーマの短編集となると、1つくらい「結局自殺でした~」というオチを覚悟していたので、見事に全て殺人事件だなんて本当にスゴイ。
あと、「黒い牙」のトリックを、クモでなく、人間でやってる作品を読んだことがあるので、驚いたけれどあまりインパクトがなかったのが残念。
最新記事
検索フォーム
記事一覧

 2005年8月~

カテゴリ
プロフィール

めみ

Author:めみ
FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。