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肉食屋敷/小林泰三 ★★★☆☆


ジュラシック・パークに刺激された研究者が、6500万年前の地層の中にあるDNAから地球外生命体を復元してしまう「肉食屋敷」、西部劇をモチーフにゾンビの世界を描いた「ジャンク」、人間の一途な愛が恐怖を生み出す「妻への三通の告白」、自分の中にあるもう一つの人格が犯した殺人に怯える「獣の記憶」を収録した小林泰三傑作短編集。(帯より)

<怖がってはいけない>

小林作品は、短編の「玩具修理者」「攫われて」「大きな森の小さな密室」を既読。
ラストではそれまでのグロ描写が吹っ飛ぶくらいのサプライズが用意されているので、ずーっと気になっていた作家さん。
本書もトリッキーな短編集でした。

最初に身構えてしまったので、思ったより真相が読める作品が多かったのですが、どれもゾワゾワと恐怖感が煽られます。
衝撃を受けたのが「獣の記憶」
ありがちな内容だしありがちな展開だし、これもなんだかな~と思ってたら、ラストで呆然。
一度読んだだけでは、何がなんだか解らなかった。
伏線が憎たらしいくらい巧妙なのですよね。
気持ち悪い描写が満載なのに、再読が苦にならないのがスゴイです。

ホラー短編集だと思ってたらSF風味でした。
そのため、若干説明臭くなってしまったのが残念かも。
以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
「獣の記憶」
最初は、カウンセリングをする女も「僕」の人格の1つなのかなと予想。
次に、NHKの集金人が怪しい?あれ?コンビニの店長?あれ?大家さん?
・・・と、主な登場人物を疑いまくった結果、最後まで犯人が当てられなかったというスゴイ作品。
凝ってるわ~!
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 2005年8月~

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