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君の望む死に方/石持浅海 ★★★☆☆

臓ガンで余命6ヶ月。死を告知されたソル電機の創業社長日向は社員の梶間に自分を殺させる最期を選ぶ。彼には自分を殺す動機がある。殺人を遂行させた後、殺人犯とさせない形で。幹部候補を対象にした保養所での“お見合い研修”に梶間以下、4人の若手社員を招集。日向の思惑通り舞台と仕掛けは調った。あとは梶間が動いてくれるのを待つだけだった。だが、ゲストとして招いた一人の女性の出現が「計画」に微妙な齟齬をきたしはじめた。

<これは、ある意味親心だ>

『扉は閉ざされたまま』の続編で、今回も名探偵役は碓氷優佳。
どちらかというと、『扉の~』の方が好きかもしれません。
前作では緊張感たっぷりの心理戦が楽しめたけれど、今回は退屈でした。
設定はとても面白いのに、動機は単純だし、社長と梶間の想いはしっかり通じ合っているし、2人とも冷静だし・・・。
中盤、社長の計画が狂い始めてからは面白くなったけれど、優佳への嫌悪感は増す一方。
梶間と女子社員をくっつけようとする様子にイラッとしたり。
もっと気の利いた方法があるだろうに・・・露骨なんですよね。

気持ち悪い雰囲気は漂っていたけれど、そこまでのパンチ力はないかな~と油断してたら、終盤で社長のとんでもない思惑を知ることに。
ひゃ~これは強烈だ~。

うーん・・・。きっと、ロジックだけに注目すれば楽しめるのでしょうね。
お見合い研修といい、部屋の配置といい、変な会社だな~とか。
梶間の復讐心にあまり説得力ないな~とか。
相変わらず、優佳の推理力、すごーい。←棒読み。
ええと、優佳は宇宙人ではないんだよね?とか、考えちゃいけないんだろうなぁ。

ラストは好みでした。スッキリしないけれど。
以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
梶間が社長に突きつけようとしていた紙片が気になっていたので、中身がチケットだと知り、な~んだ~と肩透し。
椅子動かしたのも花瓶に花を活けたのも優佳だということは(読者には)丸バレな訳だし、唯一サプライズが期待できる謎だったのになぁ。
でも、優佳の姉の子供の存在が、凶器を見つける伏線になっていたのは自然で巧いと思った。
読んでいるうちにプロローグを忘れてしまい、てっきり、優佳が犯罪を防いでハッピーエンドになるんだと思い込んでいたので、このラストはとっても満足。
結局、優佳が何をしたかったのかは不明なのですが。
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 2005年8月~

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