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腕貫探偵、残業中/西澤保彦 ★★★★☆


立て篭もり?偽装殺人?詐欺?轢き逃げ?など奇怪に思える事件も人間関係を解きほぐしていくと、意外にも・・・。日常の暗部に恐ろしい罠が待ち受けてるのが人生だって!?あっけらかんと他人の秘密に迫る、嫌味なまでに冷静沈着な腕貫男は、神出鬼没で杓子定規な市民サーヴィス課苦情係。西澤ワールド炸裂の傑作ミステリー。

<個人的なお悩みもお気軽にどうぞ>

今回はタイトルの「残業中」の通り、市役所の業務終了後、腕貫探偵がプライベートで推理しまくるという設定です。
プライベートなので、腕貫はしていないだろうから、もはや「腕貫探偵」ではないと思うんだけど・・・。
推理時にシャキーンと腕貫を装着するとかだと納得できるんだけど・・・まぁいいか。
各話に登場するユリエと真緒のコンビが楽しい。
ユリエと腕貫探偵の共通の趣味が「美味しいモノを食べること」なので、美味しそうな料理がこれでもかと登場。
そこも見所となっています。

洋食屋で起こった立て篭もり事件の真相とは?「体験の後」
写真に写った車の状況は、ある殺人事件の証言と食い違っていた・・・。「雪のなかの、ひとりとふたり」
偶然発見した、憧れの少女との約20年前のツーショット写真。でもその記憶が全くないのはなぜ?「夢の通い路」
元教師の女性の死後、自ら通帳から5千万円を引き出していたことが発覚。その理由とは?「青い空が落ちる」
家が隣り同士の中学生の男女は、毎晩、窓を開けて会話をしていた。その後、殺人事件が起きて・・・。「流血ロミオ」
恋人の殺害計画が意外な展開へ。「人生、いろいろ。」

「青い空が落ちる」が一番好みかな。
女性の心情が伝わってくるので真相にも説得力があり、物語としても綺麗だった。
「体験の後」「流血ロミオ」は、事件も謎もとても面白かったのに、真相部分が粗くて残念。
「人生、いろいろ。」のオチはとても楽しかった。後味良し。

相変わらず、腕貫探偵の推理はほぼ妄想で強引なモノが多いけれど、何となくスッキリするから不思議。
このシリーズ、好きだなぁ。
以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
「体験の後」犯人グループにオーナーの前の奥さんと息子がいるのは不自然では?
バックグラウンドが貧弱すぎて、みんなが志乃さんのために一肌脱ぐことの説得力が感じられなかったなぁ。
「雪のなかの、ひとりとふたり」A子さん、監禁から脱出できたなら、自宅より先に警察に行くでしょう。本能的に。
「流血ロミオ」車好きの中学生という伏線には気付かなかったなぁ。
でも、叔父さんの行動は理解不能。
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 2005年8月~

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