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山魔の如き嗤うもの/三津田信三 ★★★★☆

忌み山で人目を避けるように暮らしていた一家が忽然と消えた。「しろじぞうさま、のーぼる」
一人目の犠牲者が出た。
「くろじぞうさま、さーぐる」
二人目の犠牲者・・・。
村に残る「六地蔵様」の見立て殺人なのか、ならばどうして・・・。「あかじぞうさま、こーもる」
そして・・・。(帯より)


<嗤われたら、どうなるの?>

前作とまではいきませんが、こちらもとても面白かったです。
いつものことですが、山や家の位置関係や犯人の行動が想像し難くて困りました。
どうして見取り図が無いのか・・・。本当に不思議。

ホラー部分はこれまでで一番恐怖でした。
そして、各章の締めもドラマチックで好みです。
文章も前作より更に読みやすく、ストーリー展開も速いのに、吸引力はさほど感じませんでした。
謎が多すぎてすっかり混乱してしまったのですよね。
それだけ伏線が多いということで、後の回収の丁寧さには驚かされるのですが・・・。
前作に比べて、推理する楽しみが無かったのが残念。

終盤の、あの大量の謎が解けていく爽快さは堪りません。
真相が明らかになった瞬間、鳥肌が立ちました。
うわ~、なるほどなぁ~!!納得納得!と、しばらく興奮状態が続くことに。
でも、このシリーズのどんでん返しは巧いとは思いますが、衝撃度は少ないのですよね。
特に今回は騙されませんでした。

あと、誤植の酷さに閉口。
「主な登場人物」では力枚が力平になってるし(気持ちは分かるけど)、「童歌」の説明なんてもう無茶苦茶(第1刷にて)。
こういうの困るわぁ。
以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
立春の色白が強調されていたので、本当は女の子(陽子)なんじゃ・・・と思ってたけど、まさか、立一家族=立治家族だったなんて!
いずれ身元は判明するのに、顔を焼いたり服を剥ぎ取った理由もなるほど~と納得。

でも、犯人についてのどんでん返しに、あまり爽快感はなかったなぁ。
将夫犯人説での「力枚の殺害理由」は、さすがに無いだろうと思ったし。
郷木高志が一人二役を演じているのが想像できたので、きっと靖美が重要な役割をしてるんだろうなぁと想像できたし。
靖美の「漬物嫌い」という伏線が、最後まで活かされるとは意外だったけれど。

すっかり騙されたのは、太平一座=立一家族説。
嫁入りの祝いに参加したことで、もしやあの家に住んでいたのは太平一座なのではと予想。
その後、太平一座の構成が明らかになったことで、確信したんだけどなぁ。
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 2005年8月~

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