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虚夢/薬丸岳 ★★★★☆

娘を殺した犯人が目の前を歩いている!
愛娘を奪い去った通り魔事件の犯人は「心神喪失」で罪に問われなかった。
運命を大きく狂わされた夫婦はついに離婚するが、事件から4年後、元妻が街で偶然すれ違ったのは、忘れもしない「あの男」だった。(帯より)


<今度は絶対に守るから・・・>

第1作では少年犯罪、2作目では幼児への性犯罪と、毎回難しいテーマを扱っている薬丸作品。
そして今回は精神障害者による犯罪。
冒頭の殺傷シーンはどうしても秋葉原の事件を連想してしまい、気持ちが沈んでしまいました。

ストーリーは、愛娘を失った三上と、離婚した妻の再婚相手・坂本、キャバ嬢・ゆきの視点で進みます。
この構成のおかげか、前2作ほどは読書中の重苦しさを感じませんでした。
一見何の関わりも持たないエピソードが、少しずつ交じり合い、最後に大きな意味をもって表れるのです。

終盤、あまりにも哀しいサプライズに胸が締め付けられました。
ラストはアッサリしていて少し説明不足の印象もありますが、読み応えのある作品でした。
以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
同じような真相の作品を読んだことがありますが、まさか、佐和子が・・・とは全く思いもよらなかった。
三上や精神科医が本人には知らせるまいとしていた佐和子の「統合失調症」という診断。
坂本からやっとその言葉を聞き出すことができた彼女の心情はどんなだったのだろう。
ラスト、ゆきの実情にもう少しページを費やして欲しかったかな。
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 2005年8月~

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