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狂骨の夢/京極夏彦 ★★★★☆


妾(あたし)は人を殺したことがあるんでございますよ。
髑髏のみせる幻、骨の記憶を黒衣の男が解き明かす。
狂骨は井中の白骨なり・・・。(帯より)


<どこまでも、いつまでも沈み続ける>

またまた一気読み。面白かった~。

時々、自分に別の人間の記憶が入り込むと訴える女。
胡乱な夢に悩む男。
数年前の宗教が絡んだ集団自殺。
海に現れては消える金色髑髏。

今回の謎もとても魅力的なのですが、京極堂がお出かけしていてなかなか登場しないのと、降旗が「フロイトフロイト」と煩いのが原因で、少し冗長に感じてしまいました。
同じく新キャラの伊佐間さんは好きなのになぁ。

『魍魎』もそうだったけれど、トリック自体に驚きはありません。
どんどん広がりを見せる物語に翻弄されるのが抜群に心地良いのです。
そして、どう着地するのかが見ものなんですよね。
いやぁ堪能しました。
このシリーズ、のめり込みそうです。
以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
『魍魎』では1つの事件と思われたものが実は別々の事件だったことに驚いたけれど、今回はその逆。
よくこんな綺麗に纏めるよなぁ~と感心してしまう。
冒頭の朱美=民江はピンときたのだけれど、伊佐間と朱美の出会いのシーンがミスディレクションだった、というのには気づかなかった。
朱美は民江のハズなのに、宇多川殺しで逮捕された時、7年前に朱美を申義殺害容疑で取り調べした時の指紋と一致した、というのが不思議で。
そこで、実は隣人の一柳夫人が民江なのか?と疑ってしまった。
あと、佐田申義の首を切った理由が髑髏本尊の偽物を作るため、という真相には驚いた。
鷺宮の「儂等は七年間も、佐田の倅の頭を拝んでおったと云うのか?」という台詞が滑稽であり、痛々しかった。
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 2005年8月~

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