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妃は船を沈める/有栖川有栖 ★★★☆☆

この願い事は毒だ。ゆっくりと全身に回る。
所有者の願い事を3つだけ、かなえてくれる「猿の手」。
<妃>と綽名される女と、彼女のまわりに集う男たち。
危うく震える不穏な揺り籠に抱かれて、彼らの船はどこへ向かうのだろう。
何を願って眠るのだろう。(帯より)


<そのあとで、全ては完全になる>

あれ?長編・・・というよりも連作っぽい?
「第一部 猿の左手」「幕間」「第二部 残酷な揺り籠」という、中編を組み合わせた構成。
ウィリアム・W・ジェイコブズの『猿の手』がモチーフとなっています。
『猿の手』は、内容は知っていたけれど未読。
(若干、『ペットセマタリー』とごっちゃになってた。)
この『猿の手』論議は面白かったです。
私はアリスに同感だったので、火村さんの解釈はとても新鮮でした。
第一部では車が海に転落した事件、第二部では地震の前後に起きた殺人事件。
「妃」と呼ばれる美貌の女主人と、彼女を取り巻く青年たち。
第一部の方が好みですが、どちらも丁寧なロジックでさすがだと感じました。
読後、スッキリしないのは動機がピンとこないから。
バーの雰囲気は最高なのになぁ。それ以外に不満が残るのですよね。
以下、自分用のメモ。真相に触れています。下の方へどうぞ。

























全体的にもっと艶っぽい雰囲気だったら、動機にも説得力があるのになぁ。
「妃」にそれほど魅力を感じなかったのが残念。
第一部、冒頭の潤ちゃんが唯一本物ってことかぁ。
彼だけが心の中で悪態をついてるのかと思ってたら、その後、妃との関係が悪化したのね。
そして、偽潤ちゃん。
泳げなくてもキツイのに、泳げるにもかかわらず助けることができない。
そりゃ壮絶なトラウマでしょうよ。唸ってしまった。
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 2005年8月~

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