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完全恋愛/牧薩次 ★★★☆☆


第一章、第二次大戦の末期、昭和20年の福島の温泉地で、凶器が消える殺人事件が発生。
第二章は昭和43年、福島にあるはずのナイフが時空を超えて沖縄にいる女性の胸に突き刺さる。
第三章は昭和63年、東京にいるはずの「彼」が同時に福島にも出現する。
そして平成19年、最後に名探偵が登場する。


<俺は誓ったんだ、朋音を守ると!>

「牧薩次」とはある大御所の別名義だそうなのですが、その大御所さんの作品は大昔に挫折したことがあるので、少々不安になりながらの読書でした。
でも、ガラッと印象が変わりましたよ。こんな作風だったっけ?

他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ。
では、他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか?

メインの謎は早いうちから解っていたのですよね。
それでもラストの粋な演出にはびっくり。
もうここまでくると、伏線なんていらないわ。

ドラマチックな展開だけれど、意外にも余韻はアッサリ。
主人公がヒロインをそこまで深く愛した理由があまり伝わってこなかったのですよね。
苦しいほどの切なさを期待していたので、そこが残念。
第二章の真相が一番切なくて好みだったなぁ。
以下、真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
「マナ」や「アコ」、「魅惑」とか、名前のトリックが愉快だなぁ。
究の心臓の傷の真相には驚いた。
「みィちゃん」は何者なんだろう?って気になってたんだけど。

これが「無償の愛」だったら感動したかもしれないけれど、ただ単に究の「勘違い」だったというのが、間抜けだなぁという感想しか持てない理由じゃないかな。
満州子の場合は正真正銘の「完全恋愛」だよなぁ。
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 2005年8月~

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