スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

聖女の救済/東野圭吾 ★★★★☆


男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。
草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。
湯川が推理した真相は―虚数解。


<ありえない。そんなことをする人間がいるわけない>

う~ん。久しぶりに面白い!
地味ですが、とても読み応えのある作品でした。
物足りないのは、心理的なミスリードが見当たらなかったことかな。
『容疑者X~』と比べると、どうしてもそこが気になる。
私は途中から動機を予想していたので、ちょっとこの真相は意外というか、肩透かしを食らったような・・・。

まぁ、でも面白かったです。
作中にFさんの名前が二度も出てきて、「あ~東野さんも変わったなぁ」としんみりしてしまいました。
以下、戯言ですが真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
一番のビックリはやっぱり冒頭だよねぇ。
別れを告げられた場面かと思ったら、一年前の結婚を申し込まれた場面だったのね。
つまり「あれ(毒物)を使うしかない・・・」と考えていたのは一年前。巧いなぁ。
でも、バケツと空き缶は最初から怪しかったよねぇ。

てっきり、綾音は潤子の復讐のため、または愛情とは違う他の目的があって結婚したんだと思ってた。
だって、義孝に何一つ魅力が感じられなかったんだもん。
動機が判明したとき、「え~本気でこんな男が好きだったの~??」と綾音に幻滅してしまった。
薫が「いくらなんでも復讐のために結婚する女性はいません」と語っていたけれど、浄水器に一年も毒を仕込んでおく女性よりはよっぽどマトモに思えるんだけど。

私は捜査に私情(主に恋愛感情)を挟む刑事や探偵がめっちゃめちゃ嫌いだけれど、草薙の「それがどうした」には痺れた。
あのエピソードのおかげで、草薙を嫌いにならずに済んだ。
最新記事
検索フォーム
記事一覧

 2005年8月~

カテゴリ
プロフィール

めみ

Author:めみ
FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。