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七つの海を照らす星/七河迦南 ★★★★☆

様々な事情の子どもたちが生活する児童養護施設「七海学園」では、「学園七不思議」と称される怪異が生徒たちの間で言い伝えられ、今でも学園で起きる新たな事件に不可思議な謎を投げかけていた。孤独な少女の心を支える“死から蘇った先輩”、非常階段の行き止まりから、夏の幻のように消えた新入生、女の子が六人揃うと、いるはずのない“七人目”が囁く暗闇のトンネル・・・七人の少女をめぐるそれぞれの謎は、“真実”の糸によってつながり、美しい円環を描いて、希望の物語となる。

<皆何かの希望を掴もうとしているんだ>

とても読み心地のいい文章でした。

各章の謎は小粒ですぐに解けてしまうものもあるけれど、中には驚きの展開を見せるストーリーもあり、気が抜けません。
お気に入りは「滅びの指輪」
あのラストはなかなかスゴイ。

最後の真相も途中で大体予想がついたけれど、こういった試みは大好きです。
巧妙に隠された伏線に驚きました。
(細かすぎて不発に終わっているような気も。)
読後感は爽快です。

巻末の選考経過にもありますが、若竹さんの『ぼくのミステリな日常』を再読したくなりました。
以下、戯言ですが真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
いつものんびり屋の佳音が、春菜を七海の面接に必死に間に合わせようと車を飛ばした、その真意にじ~んときた。
まさかブラウンの制服も伏線だったとは。
あと俊樹の視線の意味も。
短冊のエピソードだけちょっと強引に感じたけどさ。
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 2005年8月~

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