スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

双頭の悪魔/有栖川有栖 ★★★★☆

心に深い傷を負ったマリアは、四国にある隠れ里、木更村に入ったまま、連絡が途絶えてしまう。江神、有栖、織田、望月らは、彼女を連れ戻すため四国へ向かう。木更村の館では、芸術家たちが自給自足で生活しており、マリアとの面会をことごとく拒否された一行は、強行に館へ突入する。結果、江神のみ木更村に留まることができ、残りの3人は、橋を挟んで向かいの村に滞在することになる。その後、二つの村で殺人事件が起こり・・・。

当分、ちょっとした「有栖川祭り」を開催できるほど、図書館で大量に借りてきました。有栖川作品は短編集しか読んだことがなく、この際どっぷりと浸ってみます。
アリスとマリアの交互の視点で語られるのですが、江神さんのキャラが最高にツボです。どうも「クールなのにお茶目」という設定に弱くて・・・。
その効果もあり、次々と頁が進みました。
アリスの場面になると、テンションがやや低めになりましたが。
文体が読みやすいため、細かい描写も、しっかりと頭に叩き込めるのが嬉しいです。プワァ~と読んでしまいがちな私には珍しく、真相で伏線の箇所がわかっても、読み返す必要がありませんでした。
よく、「あれが伏線なんて気付かなかった!」という驚きが評価される作品が多いですが、推理するには、本作のように丁寧に提示されている方が断然良いですね。
「フェアの精神」へのこだわりが伝わってきました。
また「読者への挑戦」が魅力的!それも3回も!
トリックや動機など、幾分の隙もないロジックが繰り広げられます。
一冊で、こんなに何度も驚かされた作品は久しぶりでした。
最新記事
検索フォーム
記事一覧

 2005年8月~

カテゴリ
プロフィール

めみ

Author:めみ
FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。