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鬼の跫音/道尾秀介 ★★★★☆


心の中に生まれた鬼が、私を追いかけてくる。
―もう絶対に逃げ切れないところまで。
一篇ごとに繰り返される驚愕、そして震撼。
ミステリと文芸の壁を軽々と越えた期待の俊英・道尾秀介、初の短篇集にして最高傑作。(帯より)


<私たちの心は壊れてなんかいない>

『箱詰めの文字』は既読。

短篇集だけれど、それぞれ鴉と「S」という登場人物(の名前)が共通しています。
乙一や小林泰三作品のように、どれも最初から不穏な違和感が漂っていてとっても好みでした。

最初の四篇は「巧いなぁ~」と思いつつも正直あまりピンとこなかったのですが、そこからが凄かったです。
『冬の鬼』は真相に驚いて、最初に戻るとまた衝撃を受けるという、切なさと技巧が光る作品。
そして、強烈な印象が残った『悪意の顔』
これ、予備知識がなくて本当に助かった。
私もここまでにしておこう。
以下、戯言ですが真相に触れています。OKな方は【】を反転(ドラッグ)させてご覧下さい。
『悪意の顔』はラスト一行で、呆然。
それまでの傾向による「大体、黒い終わり方をするんだな」という先入観がなぜかどっかいっちゃってて、ページ数も少ないことから「いい話だなぁ」で終わるんだとばかり。
これまた『流れ星の作り方』と同じく、次のページを捲ったところに最後の一撃を用意している趣向がニクイわぁ。
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 2005年8月~

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