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子どもたちは夜と遊ぶ/辻村深月 ★★★★☆

D大学の孝太と浅葱は最優秀賞にはアメリカ留学が副賞として付いてくる論文コンクールに応募するが、最優秀賞は『該当なし』で『C大学の「アイ」という名義で投稿した人物が名乗り出れば授与する』という結果に。そして結局「アイ」を特定することはできなかった。2年後「アイ」と「シータ」による連続殺人事件が発生。現場には謎のメッセージが残されていた。

孝太、浅葱、月子、恭司は同じ大学の仲良しグループ。
月子は今風の女の子。
派手でオシャレ好きだし、気が強く、自分が可愛いことも知っています。
前作がなんとも弱っちい主人公だったので、このキャラはまだ好感が持てそうだったのですが・・・甘かった。
主人公はやっぱり友達のことでウジウジ悩み、周りの美少年たちが「俺たちが守ってやるよ~相手にちゃんと言ってやるよ~」と甘やかす。
そして「いいの、あの子は本当はいい子なの。ずっと親友でいたいの。」と友達をかばう。
・・・もうこのパターンはお腹いっぱいっ!
前作は高校生の設定だったから、友人関係の悩みは理解できたのですが。
今回は大学生だし、主人公は同じ大学に仲の良い友達がいて、問題の友達は他の大学に通っている子。
・・・これは何とかなるでしょ?会わなきゃいいじゃん。
携帯で呼び出されても、ホイホイ行くなよ!
別にその友達は、暴力を振るったりお金をたかったりするわけでもなく、上品で美人なお嬢様で、可愛い月子に常に嫉妬していて、自分の知らない話をすると不機嫌になる。
なので、月子は彼女と会うときには、ゴージャスな巻き髪をやめ、化粧も控え、ネイルアートしている爪も切ることになる。
毎回そんなビクビクしながら会っているくせに「彼女は初めはいい子だった。きっとあの頃の彼女に変わってくれる」と信じているから手に負えない。
でも、他の描写を読むと、月子が「ガツン!」と言えるタイプに思えるのですよ。
接する相手によって、この子の印象がコロコロ変わるのです。キャラに一貫性がないというか。
あと、月子のゼミの秋山教授にどうしても不快感がありまして。
50代半ばで、テレビや本の出版で著名な人物なのだけど、女学生を「~ちゃん」呼びし、「可愛い」と「大好き」を連呼する。
『セクハラになりかねないけど、彼が言っても許される雰囲気がある』と説明されても、すんなり納得できないくらいの気持ち悪さを感じてしまいました。(彼のゼミが女学生ばかりというのも効果的。)

・・・でも、下巻がとても良かったのですよね。
手遅れながらも、悲しい誤解が解けたとき、驚いたし、切なくて仕方がなかった。
ここで一気に月子の株が上昇。
連続殺人のメモを残す方法やその真相は、以前読んだ作品とほぼ同じだったので新鮮味はゼロ。
でも他のサプライズは素直に楽しめました。
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 2005年8月~

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